タイトル
名は体を表すとは、よく言ったもので名前って大事だと思うのです。
名付けるという行為って、小説に限らず何かを作る(=創る=造る)人にとって重要だったりすると思うのです。
創った物に名を付けたり、物語や構造体の要因、フラグメントに名を付けて思考整理したり、造る作業自体に名を付けて儀式化もしくは効率化したりと、様々な効果があると思いまふ。
が、心底そう思いながらも告白いたします。
ワタクシ、昔からどうにもこうにも名前を付けるという行為が苦手なのです。
…物凄い苦手なのです。
……ちょーニガテなのデス。
………げふん。
作品のタイトルや、登場人物の名前が思いつかないなんてのはザラです。考え過ぎて、「あれ?この話の続きどういう展開にしようと思ってたっけ?」と書きたかった話を忘れたこともあります。
そんな度に「ワイ若年性健忘症なんやろか」とも思ったものです。
客観的に見ても、ただ単にネーミングセンスがない、という言葉だけで片付けるには、ちょっと無理がある回数なので病気か呪いのせいにしてます。
才能のせいにできないから、呪いのせいにしよう。
そうだ、呪われているんだ。
“僕の名付才能が、こんなに壊滅的なわけがない。~ぜんぶ、呪いのせい~”
と、どこかの作品名的なことを書いて現実逃避をしたところで、何も始まらないし解決しないのも解ってはいるんです。
でも、個人的にあらすじを書くの次に難解な作業なんです、名付って。もちろん、それに正解なんて“ない”のは知ってますが…。
でも、何かが“決まらない”、或いは何かを“決めない”と進まないこともあるでしょう?
作るという行為もお金稼ぎな仕事も…色々と。
キマラナーイ、ススマナーイ。アカンヤーツ。
なにか手掛かりになるモンはないのかと、色んな辞書やら辞典やらを買い込みましたね。
Amazonさんやら紀伊國屋書店さんは病院でも神社でもないから、まぁ、治らないですよね。
すげぇ参考になりましたし、今も使ってますけども…ね。
なんなら“ついでに感覚”で言い足しますと、登場人物の名前が決まらなくて投稿保留にしてる小説があったり、削除した小説もあります。本数で云うと、現在投稿してる数の三倍ぐらいでしょうか。
つまり、クワトロです。グラサンです。
あぁ違いますチガイマス、クワトロは四なので、トロワです。バートンです。
コストパフォーマンス的にはかなり悪いと思います。
何処かの文豪の歴々みたく、鼻、檸檬、葉書、人形の家、桜の森の満開の下、嵐、斜陽、ゴドーを待ちながら、山月記、夢十夜、たけくらべ、セールスマンの死、銀河鉄道の夜、ドグラ・マグラとかですよ、しっくりとするすわりのよいタイトルってどうやって考えるんでせう。
そして、人物の名前ってどうやって決まるんでしょうか。
激ムズくないですか?名前決めるのって。
Goo○le先生がさらに進化して、「OK、○oogle。この文章のタイトル決めて」って言えばタイトルが決まる時代とかこないでふかね。
もしそれができるなら、さらにさらに進化して物語自動生成とかできんですかね。
もしそれが可能なら「OK、Goog○e。違う世界に転生して、無双してハーレムつくって内政チートして、冒険者として旅して国興すお話で小説書いて」って言えば、オケじゃんね。
「残念デス。ソノ物語ハ、既ニ創ラレテイマス」