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ひきこもり娘たちの更生員3  作者: 日本のスターリン
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2章 情報戦

 秀一はローサの元を訪ねた。


「いらっしゃい、秀一くん。」

「ミリタリ系の雑誌買って来たぞ。」

「あらん!どうもありがとう!」

「ミリタリの関する知識を知る努力だけは惜しみないなぁ。」

「そりゃあ、そうよ!軍事で最重要なのは情報戦なのよ!」

「情報戦ねえ…。」

「旧日本軍が八木レーダーの重要性に気が付かなかったのも情報戦で遅れをとって、視野が狭くなってたせいよ。今の時代軍事で一番重要なのは情報よ。今は軍事技術の進歩でどこの国の兵器も大差なく高性能だから、戦況に決定的な差を付けるのは兵器の性能さではなく、作戦とそれを練るための情報よ。」

「珍しくまともな事を言っているじゃないか。」

「うふふ。」

「情報が需要なのが分かっているなら、この寺の娘たちの情報も少しは覚えたか?」

「そ、それは…。」

「覚えていないのかよ!」


 秀一はロサの顔に水晶玉を投げつけた。


「いたたっ!ミリタリに目が眩んで忘れたわ…。」

「お前たちがもっとちゃんと他の娘とも交流できるように、全員を集めてどっかに連れて行く。」

「ええええー!!!!」

「安心しろ。出かけるのは人が居ない場所だ。この辺の山奥は全てこのお寺の庭で、人が立寄らないからな。」

「他の娘の事になんて興味ないわ…。」

「軍隊は一人じゃ軍隊にはならないぞ。他の隊員が居てこそ初めて軍隊になる。」

「私が興味あるのは人じゃなく兵器やそれに関する知識だし……。」

「言い訳するな!決めたったら決めた!お前たちを引率して出かけてやる!」

「そんな~。」

「『そんな』じゃない!」


 秀一はローサに10連続往復ビンタをした。

 そして、秀一は出かける準備を始めるのだった。

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