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第2話 最愛の妹と

 はい。どうもです。何だかんだで3話目。

 今のとこは順調なんですが、テストで書き溜めがストップするので。あしからず。


とまぁそれは置いておいて、遂に桜ちゃんのステータス公開です!!!とくと見よ!!!



では、(*´∀`)つどうぞ

 ――――ん?


 ―――あれ?


 ――――ここは…………。


「ッハ!!こ、ここは!!!」


 俺は意識を取り戻し、辺りを見回す。どうやら森の中の小屋?の中にいるようだ。俺の状態は、元の世界の部屋着。うんよし。なんかベッドの上で寝てたっぽいけどまぁいい。隣で女の子が無防備に寝てるけど大丈夫だ、問題な――――――


「――いわけねぇよ!?何が『大丈夫だ、』だ、大丈夫じゃねぇ大問題だ!!!」


 何で俺の隣に女の子が寝てるんだよ!!!おかしいだろ!!!


 と、一人で騒いでいたせいか―――――


「――ぅ、う~ん。………………ふぁぁ……。誰ですか?」


 隣で寝ていた女の子が起・き・た。


 やべええぇぇぇぇええええ!!!!!このままだと変態扱いされ―――


「?お兄さま?」


 ――――――へ?お兄さま?


「(クンクン)!?お、お兄さま!!!」


 俺は行きなりのことで混乱していたが取り敢えず《森羅万象》には鑑定スキルがあるのでそれを使ってみる。そこには、


「お兄さま~~♡♡♡」


▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲


サクラ・クオン Lv1

【種族】天女

【年齢】16歳

【職業】大魔導師


▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲


 うちの妹やぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!

 なんで!?いや、良かった!!!ほんと良かった!!!いろいろツッコミどころ在りすぎてビックリだけど取り敢えず良かった!!!


「お兄さま~!!!」


「桜!!!」


 俺たちは再開の喜びにそのまま思いっきり抱き締めてしまった。おいそこ、今シスコンとか言ったろ。




――ピンポンパンポーーーーん――




~~~~5時間後~~~~


 あまりの嬉しさに自重無しに抱き締めてしまったので気が付いたら辺りがすっかり日が沈んでしまっていた。反省してます。後悔はしないがな。


 で、妹の方は女神様が始源龍と同じように話を進めていて、俺とだいたい同じ感じだと。それでこんなステータスですか、


▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

サクラ・クオン Lv1

【種族】天女

【年齢】16

【職業】M:大魔導師 S:治癒術師

【称号】月夜ノ乙女

【ステータス】

  〔HP〕1600/1600(+1000)

  〔MP〕2999/2999(+2000)

  〔STR〕1340(+1000)

  〔VIT〕1605(+1000)

  〔INT〕2999(+2000)

  〔SPR〕2861(+2000)

  〔AGI〕1523(+1100)

  〔ARI〕2733(+2000)

  〔LUC〕100,000,000

  〔STY〕100,000,000

【スキル】

 [攻撃系]

   ・杖術〔Lv2〕   ・短刀術〔Lv2〕

   ・体術〔Lv1〕

 [防御系]

   ・女神の障壁〔Lv2〕

 [強化系]

   ・全強化:物理超〔Lv1〕

   ・全強化:魔法超〔Lv2〕

   ・MP限界突破〔Lv2〕

 [耐性系]

   ・天女の輝き〔Lv2〕

 [魔法系]

   ・七属性魔法〔Lv3〕・神代魔法〔Lv2〕

   ・光属性魔法〔Lv1〕・闇属性魔法〔Lv1〕

   ・回復魔法〔Lv5〕 ・並列魔法〔Lv1〕

   ・結界魔法〔Lv1〕 ・封印魔法〔Lv1〕

   ・時空間魔法〔Lv1〕・多重魔法〔Lv1〕

 [特殊系]

   ・偽装〔Max〕   ・隠蔽〔Max〕

   ・軽業〔Lv1〕   ・調理〔Lv6〕

   ・森羅万象〔Lv4〕

【固有スキル】

   【聖炎】【神風】【聖水】【神鳴】

   【神土】【聖光】【常闇】【絶対零度】

【加護】《慈愛》と《平和》の女神グリーシアの加護


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 あちゃぁー我が妹ながらチート過ぎる。てかINTたっかいの。そんでもってVITもたっかいの。MPもたっかいの。う~ん、てか大魔導師か。確かに桜頭いいからなぁ~~。全国模試1位だし。


 と、一人でなんやかんや考えるいると、桜がじりじりとすり寄ってきている。俯いているその顔は赤い。


「ねぇ、お兄さま…………」


 すごく甘えた声で俺を呼ぶ。今までそんな声で呼ばれたことなかったのでかなり戸惑ってしまう。そんなことは関係ないと桜はどんどん近づいてきて…………豊かに成長したその豊満な胸を押し付けてきた。


「あ、桜………何を………」


 桜はただまっすぐに俺を見てきた。その瞳からは決意が感じられる。この世界での桜の瞳は夜のような黒目で、やはり美少女である端整な小顔から目が離せなくなる。


「私はお兄さまのことが大好きです。幼い頃から私は何かとトラブルに巻き込まれ、その度にお父様にもお母様にもそしてお兄さまにも迷惑をかけてきました」


「いや、それは家族なんだから当然の―――」


「それでもです。お父様とお母様がなくなって悲しかった私を慰めてくれたのは、いつも寂しいときに

そばに居てくださったのは、私が笑えるようにといつも頑張ってくださったのは――――他でもないお兄さまです」


 真剣にひとつひとつ言葉を紡ぎ出す妹の姿はこれまで見たことのないほど美しくて……綺麗だ。

 

「今の私がいるのは、笑えるのは、すべてお兄さまのおかげです。そんなカッコイイ素敵なお兄さまのことを、私は一人の女として愛しています」


 これまで……何かとトラブルに巻き込まれ、その度に傷ついてきた。近所のやつらは『妹ちゃんかわいいからねぇ』『ねぇ~、私もあんなに可愛かったら良かったのに』などと無責任に勝手なことばかりを言って、まるで可愛い妹を誘拐するのが、殺そうとするのが、犯そうとするのがさも当たり前のように言っていた。


 俺は大切なたった一人の妹を守りたいがために、これまで数えきれないほど傷ついてきた。


『妹が笑ってくれるなら』


 この思いのためだけに何度も死にかけた。


「たとえ血が繋がった兄妹であっても、たとえ法律がこの愛を罪だと訴えようとも。私はお兄さまのことが大好きです!!!」


 まるで―――今までの俺を認めてくれるようで、無自覚に泣いていた。妹の言葉が嬉しくて。妹に素敵だと、カッコイイと言ってもらえたのが嬉しくて、誇らしくて、泣いていた。


「今度は、私にもお兄さまのことを守らせてください」


 桜はそっと瞼を閉じながら、俺の唇に自分の唇を重ね合わせて、そのままベッドに倒れてくる。


 俺はその暖かな感触と、妹の「重み」を受け入れた。








☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★









「――――きてくださ―――ま。起き―ください」


 ――――ん?何だ?


「――きてくださいお兄さま。起きてください」


 俺はそっと目を開ける。桜が俺の体を揺すって起こそうとしていたようだ。


「あ、あぁ、おはよう。桜」


 俺は不自然にはにかみながら言う。桜それだけで上機嫌になり、


「はいっ♪おはようございますっ。お兄さま♡」


 微笑み1つで世界戦争でも起きるじゃないかと本気で思える眩しすぎる笑顔で応えてくれた。やはり、癒されるなぁ~~。――おい誰だシスコンとか言った奴。


 悪かったなその通りだよ。


 昨日あのあと二人でその場の雰囲気に後押しされてそのまま大人の階段登っちまったよ。ケッ。


「お兄さまはすごく優しくしてくださいました♡」


「おい、桜やめてくれ」


「優しく弄って愛してくれて~~♡でも激しくて~~♡揚げ句には言葉z――」


「スイマセンデシタホントゴメンナサイユルシテクダサイソレダケハカンベンシテクダサイテンニョサマメガミサマ」


「お兄さまだぁいすき♡」


「グハッ」


 と言う風に今後ピンク色の空間を作りまくるかもしれないので悪しからず。先に読者様に謝罪をば。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「さてまず話を戻そうか」


「はいっお兄さま」


「取り敢えずはこの森をでなければいけない。が、装備も何も持っていない」


「私たちには魔法があるのでは?」


「使い方わかるか?」


「―――――――そうですね」


「そう言うことだ。で、この手紙だが……」


 今朝テーブルの上に乗っかっていた手紙。始源竜と女神からだそうなので、ちょっと期待。


「さて、開けてみようか」


 俺と桜は封をあけた手紙を読み始めた。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


リュウイチとサクラへ


 今見知らぬ森の中の小屋にいるはずだ。もしそうなら転送に成功したと言うことだ。その世界が【デオファイム】だ、人間族の大陸だったと思う。


 さて、まずはその小屋の地下に2つの大きな箱がある。蓋にどっちがどちらのための箱か書いてあるので、その通りにしてほしい。その中に我らからの贈り物が入っている。


 ここから西へ徒歩で2日ほどの所に街がある。そこの『冒険者ギルド』なるところで冒険者となれば、身分証明書となるカードを発行してもらえる。


 しかし、お前たちのステータスや種族はいろいろと問題になる。だからスキル【偽装】であらかじめ偽装して置くこと。種族は【人間族】だ。お前たちの種族は大空を飛ぶことが出来るが基本飛ばないように。


 『ランクS冒険者』となるまでは。


 食糧は5日分あるはずだ。テント等の道具などあらかた揃っているので、その小屋のものは全部取っていってまわないが、出るときにその小屋を破壊して置いてくれ。


 では、よい人生を。



~~追伸~~


 サクラちゃんおめでとう♪お幸せにね(ゝω・´★)

            By グリーシア

          

          始源龍と女神グリーシアより


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 なるほど、最後の追伸以外は役立つ情報だ。ありがたくいただこう。おい桜、何拳を握り締めてやる気に満ちている。さっさと地下行くぞ。


「お兄さま~~♡」


 と言うことで地下への扉を探すことにしました。


―――――――――――――――――――――――

《スキル説明》


『天女の輝き』:純真無垢な天女の慈愛のオーラを纏う。あらゆる状態異常に耐性を持つ。レベルが上がると耐性が強くなり、レベルがMaxになると全状態異常を無効化する。


『精霊魔法』:精霊を顕現させその魔力を借りて魔法を使う。使える魔法は精霊の属性に、魔法の威力やランクは精霊の格によって左右される。精霊の格が高い者の中には人格・自我があるものが存在し、その者は契約者の魔力が切れない限り自分で魔法の行使を出来る者もいる。


『並列魔法』:同じ属性の2つ以上の魔法を同時に発動させ、威力を増加することが出来る。レベルが上がると発動までの時間が短縮される。


『多重魔法』:複数の魔法を同時に発動することが出来る。やや威力が低下する。レベルが上がると発動までの時間が短縮され、威力の低下が無くなる。


『神代魔法』:《神聖属性》の効果を持つ魔法。属性の相性関係ない威力を発揮する。攻守共に万能な神々が用いる魔法。唯一龍属性に効果を発揮しにくい。


『龍属性魔法』:属性の概念から外れた魔力の力を全て龍属性と呼んでいる。その力を用いる。神代魔法同様、属性相性の効果を受けない。神聖属性に有効。


『軽業』:自身の体重移動を自在に操り、3次元的な動きがしやすくなる。 また、レベルによってAGIが上昇。






 ふぅ、結構疲れました。テスト頑張ります。



 ではでは(。・ω・。)ゞ

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