第1話 転生
どもどもです。皆さんおはこんばんちわ。
鳴神紫音改めアヴァロンの騎士です。
初めての方、興味を持ってくださりありがとうございます!!
2回目の方、続けて読んでくださりありがとうございます!!
では、(*´∀`)つどうぞ
――――――ここは?
気がつくと俺は真っ白な空間にいた。どこを見渡しても真っ白である。ただボーッと眺めていると、ようやく意識がハッキリしたのか、さっきまでの出来事を思い出した。
―――――俺は撃たれて死んだのか。
『あぁ、その通りだ。貴様は拳銃?とか言うものに眉間を撃ち抜かれて死んだのだ』
――――!?だ、誰だ!?
慌てて声がした方に振り向くと、そこには――1体の龍がいた。威厳を感じさせる龍鱗や荘厳さを振り撒く大きな二対四枚の翼、そして神々しさに満ち溢れた金色の瞳。俺は―――この龍にただ畏怖していた。
そして―――カッコイイとも思った。
『我は《始源龍》。【デオファイム】を神々と創造した龍だ』
――――【デオファイム】?
【デオファイム】とは一体何なのだろう。そして神々と創造したってどゆこと?
『宇宙は惑星や元素の他に我と神々を造りだした。その後、我と神々がお前たちの世界で言う《剣と魔法の世界》を創造した。それがお前たちの言う《異世界》。お前にはそこに第2の人生として歩ませてやろうと言うのだ』
―――――そうか、でも。桜をあの世界に残したままでは嫌だ。
桜がどうなったかわからない。桜だけでは生きていくのは厳しすぎる。様々な問題が起こるだろう。妹を残したままでは―――
『貴様の妹はお前と同じように眉間を撃ち抜かれて死んでいる。そして同じように我が愛する妻がお前の妹に自分が死んだこと、兄も同時に死に我にお前の妹も死んだことを伝えているはずだ』
―――桜も死んだのか。
『ああ、妹もお前と同じようにデオファイムで第2の人生を送ってはどうだろうかと言っている。どうやらお前がこの世界で生きるのなら、自分もそうしたいと言っているようだ』
―――そうか、ならそうしたい。
『良かろう。ただし、お前たちの体が死んでいるため新たに身体を構築した』
――――そうか、ありがとな。
『安心しろ。妹の方は我が妻グリーシアが嬉々として身体を構築している。やり過ぎなくらいの美女になっている』
――――そ、そうか。(美少女なのは俺としてもうれしいけど……)
『では、デオファイムについて少しだけ教えてやろう。だが、まずお前たちの想像通りの世界だ。世界は地上に五つの大陸が存在し、それぞれを人間族の《人帝》、獣人族の《獣帝》、妖精族の《精帝》、天使族の《天帝》、魔人族の《魔帝》が統べている』
――――ふーん、天使族ってのは神の使いじゃあないのか。
『そうだ。そいつらは『使徒』と呼ばれる。《魔帝》は比較的他種族に友好的だ。だから魔人族達は世界征服などとは企んでいない。この点も、お前たちの想像とは違うところだろう』
―――確かに。
『で、五大陸の上空に浮遊大陸が存在している。それが我と我が妻グリーシアが生み出した第6の大陸だ』
―――浮遊大陸何てのもあるのか。どんな種族が居るんだ?
『我とグリーシアの力を持つ世界最強の戦闘種族【始源龍神族】だ』
――マジか。世界最強の戦闘種族と来ましたか。
『この大陸には特殊な結界が大陸全体を覆っていて永久的に【始源龍神族】か、その眷属しかこの結界を通り抜けることが出来ない』
―――それはそれですごいが……その種族は排他的なのか?
『いや、世界情勢に我関せずを貫いている。他の種族よりも文明が進んでいて生活には困らないからな。中には下界に降りているものも居るみたいだが』
――――なるほど。
『で、実は五大陸の地下に巨大な大陸があるのだ。それが暗黒大陸。これは我が死んだ後、【邪神】を名のる者が造り出した大陸で《邪神族》がいる。こいつらがどちらかと言うとお前たちの想像する《魔王》や《魔族》だろうか』
―――へー、てことはやっぱり《勇者》もいるのか?
『我が死んだ後にそのような者も生まれたようだ』
――なるほどなぁ。
『世界に存在している種族はそんな感じとなっているようだ。五大陸の文明はどこも同じくらい。邪神族達は少し遅れている。こんなところだ。
ではステータスについてだ』
―――ステータスあるのか。
『例として我のステータスを見せてやろう。これだ』
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始源龍 Lv10,000〔MAX〕
【種族】始源龍《霊状態によりHP強制1》
【性別】雄
【年齢】3,000,000歳
【称号】始源龍
【ステータス】
〔HP〕1/100,000,000
〔MP〕100,000,000/100,000,000
〔STR〕100,000,000
〔VIT〕100,000,000
〔INT〕100,000,000
〔SPR〕100,000,000
〔AGI〕100,000,000
〔ARI〕100,000,000
〔LUC〕5,000,000
〔STY〕100,000,000
【スキル】
[攻撃系]
・龍爪〔Max〕 ・龍尾〔Max〕
・龍翼〔Max〕 ・龍牙〔Max〕
・龍ノ咆哮〔Max〕・龍ノ息吹〔Max〕
[防御系]
・始源龍ノ鱗〔Max〕
[耐性系]
・始源龍ノ体〔 Max〕
[強化系]
・全強化:物理超〔Max〕
・全強化:魔法超〔Max〕
[魔法]
・龍属性魔法〔Max〕・神代魔法〔Max〕
・七属性魔法〔Max〕・光属性魔法〔Max〕
・闇属性魔法〔Max〕・時空間魔法〔Max〕
・結界魔法〔Max〕 ・封印魔法〔Max〕
・心象魔法〔Max〕 ・創造魔法〔Max〕
[特殊系]
・森羅万象〔Max〕
【固有スキル】
【始源龍ノ爪】 【始源龍ノ尾】
【始源龍ノ翼】 【始源龍ノ牙】
【始源龍ノ咆哮】 【始源龍ノ吐息】
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―――――なんかいろいろヤバイんだけど……。
〔LUC〕以外100,000,000て化け物かよ。まぁ、比較対象がいないからなんとも言えないが。スキルもすんごそうだし全部〔Max〕だしね。そんでもってLv10,000でカンストとかヤバイんだけど。もうヤバイ。つか〔STY〕って何?
『Styleではないか。まぁ、他にも所謂〔カリスマ性〕や〔人格〕なんかも考慮されるがな』
比較対象がいないからわかんないけど容姿100,000,000とか高すぎだろぉぉぉぉおおおお!!!
いや、メッチャカッコイイけど!!メッサカッコイイけど!!!
『ありがとう』
普通に感謝されたぁぁぁああああ!!!
『で、お前のステータスをさっさと決めろ。ほれ』
リアルorzの体勢の俺の目の前にウィンドウが現れる。やはりスキルや種族もたくさんあるが―――って、【種族】始源龍神族固定ってなんで!?
『すまん、始源龍の我にはこれしか造れない。グリーシアなら好きに出来るのだが――』
―――さ、さいですか…………。
『うむ。その代わり、始源龍神族は基本的に美男美女しか生まれないから、容姿は期待してていいぞ。それに身体能力も高いから』
―――――そ、そうか。なら、これでいこう。
と言う感じで出来上がったステータスはこちら、
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リュウイチ・クオン Lv1
【種族】始源龍神族
【性別】男
【年齢】18歳
【職業】M:魔導侍 S:生産師
【称号】始源龍の現身
【ステータス】
〔HP〕2624/2624(+2000)
〔MP〕1800/1800(+1000)
〔STR〕2699(+2000)
〔VIT〕2700(+2000)
〔INT〕1403(+1000)
〔SPR〕1506(+1000)
〔AGI〕2999(+2000)
〔ARI〕1500(+1000)
〔LUC〕5,000,000
〔STY〕100,000,000
【スキル】
[攻撃系]
・刀剣術〔Lv5〕 ・二刀流〔Lv2〕
・体術〔Lv3〕
[防御系]
・始源龍ノ鱗〔Lv2〕
[強化系]
・全強化:物理超〔Lv2〕
・全強化:魔法超〔Lv1〕
・MP限界突破〔Lv2〕
[耐性系]
・始源龍ノ体〔Lv3〕
[魔法系]
・雷属性魔法〔Lv2〕・時空間魔法〔Lv2〕
・神代魔法〔Lv1〕 ・水属性魔法〔Lv2〕
・龍属性魔法〔Lv2〕・炎属性魔法〔Lv2〕
・付与魔法:全属性〔Max〕
[特殊系]
・武器創造〔Max〕 ・防具創造〔Max〕
・道具生成〔Max〕 ・森羅万象〔Max〕
・絶倫〔Max〕 ・偽装〔Max〕
・隠蔽〔Max〕 ・神脚〔Lv1〕
・仙術〔Max〕
【固有スキル】
【始源龍ノ比翼】 【始源龍ノ矜持】
【加護】始源龍の加護
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はい。こんな感じです。なんのことはありません。え?おかしいって?うん俺も思う。げど、始源龍が言うにはステータスには平均値より少し高いくらいなんだそうだ。ちなみに、人間族はLv1平均はこちら、
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Lv1
〔HP〕100/100
〔MP〕100/100
〔STR〕170
〔VIT〕150
〔INT〕160
〔AGI〕140
〔SPR〕150
〔ARI〕160
※18歳の人間族の平均値です。
全てのステータスにおいて個人差があります が、〔LUC〕と〔STY〕には更に大きな個人差 があります。
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てな感じで、始源龍神族の凄さがわかるね。次にスキルなんだけど、これ全部くじ引きです。だが、生前出来たこと――つまりスキルや技術――がこのくじで出やすいらしい。明らかにインフレしそうな予感。まぁ良いけど。Main職業魔導侍なのにスキルが生産系の方が高いのは気にしない。あとネタスキル。
〔LUC〕と〔STY〕がすんごい気になるけど………まぁいっか、悪いことじゃない。
『準備ができたか………お前の妹の方も出来たようだ。お前たちには必要なものを世界についたときに自動で転送する。主に金と衣類、生活用品などだ。最後に、お前たちに我らからこの言葉を送ろう』
俺の足元に巨大な魔方陣が浮かび上がり、光を放ち始める。俺は一瞬思わず目を閉じた。眩い光に満ちた部屋の中で始源龍はたった一言、
『よき実りのある愛情に溢れた人生を―――――』
その言葉を聞きながら、俺は新たな人生の舞台へと旅立った。
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龍一が旅立った後の白い部屋の中で始源龍はただ一人、待っていた。そしてその部屋に金色の扉が現れると一人の美女が出てきた。
『グリーシア、行ったか…………』
「えぇ、貴方。ちゃんと二人とも同じところに転移しているはず。そこには用意していたものも入っているわ」
『そうか、これで我らの使命は終わったのか』
「いいえ、まだですよ」
『何か残っていただろうか?』
「今度は私達が幸せになる番でしょ?♪」
『―――はぁ、堪え性のない女だ。しょうがないな。覚悟しろよ?』
「ああん、貴方♡」
どうやら始源龍と女神グリーシアはまだまだ熱々のようである。ちなみに二人とも霊体です。
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《スキル説明》
『○○○鱗』:全身に鱗を纏い防御力を上げる。人型の場合は魔力の膜が全身に鱗のように張り巡らす。
『○○○のノ体』:全属性耐性上昇。○○○の部分でその能力に差がでる。最高は始源龍。
『森羅万象』:万物の知識を得る。って書いてみたけど要するに絶対完全鑑定スキル。あらゆる隠蔽、偽装系スキルや魔導具の効果を完全無効化。
『龍ノ咆哮』:生態系の王者の咆哮。相手を一定時間行動不能にする。龍の格によって効果が増減。
『始源竜の加護』:始源龍のオーラを任意で纏うことが出来る。このオーラを纏っている間、相手のステータスを強制的に10%まで低下。(発動可能条件Lv7,500以上)
『○○神』:○○使用時、○○の威力10倍。常時発動。(発動条件Lv1,000以上)
『○○○ノ矜持』:○○○のプライドにより全ステータス上昇。○○○の格によって効果増減。
『七属性魔法』:《炎》《水》《風》《土》の四大属性魔法と《雷》《氷》《毒》の特殊三大魔法の統合魔法。基本七属性の魔法が使えるようになる。個人差で得意不得意がある。
『全強化:物理』:物理系ステータス全て(〔HP〕〔STR〕〔VIT〕〔AGI〕)を強化する。強化は5段階〈微〉〈小〉〈中〉〈大〉〈超〉があり、
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〈微〉:ステータス+200
〈小〉:ステータス+400
〈中〉:ステータス+600
〈大〉:ステータス+800
〈超〉:ステータス+1000
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が、初期強化値となる。強化値はスキル〔Lv〕×初期値である。
『全強化:魔法』:魔法系ステータス全て(〔MP〕〔INT〕〔SPR〕〔ARI〕)を強化する。強化段階や強化値は『全強化:物理』と同じ。
『神脚』:神の脚速の如く、AGIを爆発的に上昇。任意発動。
『MP限界突破』:MPが総MP値の5%まで消費したとき、任意発動。発動現時点でのMP干渉型状態異常を無効化し、全MPを回復すると共に、総MP量を×スキル〔Lv〕する。制限時間は5分。制限時間を越えると総MP量が、元に戻り、かつ強制的にMP枯渇状態異常になる。この状態異常は時間制で6時間経過で状態異常が解除される。
『仙術』:仙人が自由自在に操るとされる、全ての生物に宿る生命力の源【氣】を扱う。様々な効果をもたらす。
『力』:世界に存在している様々な力(引力、重力、運動エネルギー等)を物理法則に逆らい自在に操る。ただし、使う度に【MP】【氣】【HP】を消費する。
ふぁい、リュウイチ君の〔STY〕ww
大丈夫です。
妹さんのほうがもっと(いろいろ)スゴいからw
では、超不定期なこの作品ですが読んでくださりありがとうございました。
次回も読んでくださると作者は狂喜乱舞します。
ではでは(。・ω・。)ゞ