1話
ここは一体どこなんだ。俺は艦艇ゲームにログインしたらとても眩しい光に包まれて、それから……
「スマンの、少し君にはわたし達の遊びに付き合って欲しいのじゃ」
……それから、今この状況になったのかな。
「おぅ、だからすまんの。少しばかりわしの話を聞いとくれ、お主にとって悪いことではなかろう」
……まぁ、内容によるがな
「では、まずこの場にいきなり呼んだことは詫びよう、すまなかった。ここにいる時点で君は現世、つまり人間たちがいる世界から外れてしまっている」
それはつまり?
「死んだ、ということじゃな。」
そうか、死んだのか
「なんじゃ、えらく軽いのぅ。」
別に未練なんてあまりないかな。あるとしたらあのゲームの俺の艦艇が消えてしまうことか
「すまん、そのことについては次じゃな。君はわたし達の仲間が間違って殺してしまったんじゃ。つまり君には転生する権利がある。」
ほぅ。
「そして、君は神々が遊びで作ったあのゲームの潜水艦枠のトップじゃったわけじゃ。」
まぁ、自慢でもないが、あのゲームを潜水艦やら、駆逐艦、軽巡洋艦で終盤まで行くのは辛いと思う。
「そこでの?君には公式設定である。九十九神となって転生してもらいたい。詳しく言えば、君が生前作った伊400が元の伊417の九十九神になってもらう」
ふむ、伊417か、この艦は、俺が伊400を元に作った艦の中で一番強い艦である。その為愛着もあるしそれは良かった。
「それで、転生するに当たってのルールを言うぞ。まず、性別についてじゃが設定はできん。ましてや神も決定権はない。確率は半々ぐらいじゃな。」
女になる可能性があるのか。まぁいいけどさ
「あと、転生してからの食料等じゃが、君は軍艦になるわけじゃ、つまり君は発電機関さえ無事ならいつまでも生きれる。まぁ、趣味程度にご飯食べることも可能じゃ。その食べ物のエネルギーは残骸も水分も何もかもオーバーテクノロジーによって燃料になるから安心せい。」
よかった。正直潜水艦で辛そうなのがトイレだったのでそれを聞いて安心した。
「あと装備もゲーム通りにしといたぞ。あと装備が壊されても直す神使みたいなのもおるからそ奴らに頼めば良い。あとは、消費系もお主の艦は無限に作れてしまうんじゃったな。あと伝えておくのは時代じゃな。時代はまず、お主には戦国時代に行ってもらう。戦国時代に、飽きてきた、もしくは移動したくなったときは通信でもするが良い。あと文明開化させるも時代ブレイクするのもお主しだいじゃ」
ありがとう、神さま。
「ふぉっふぉ、別に当然のことをしたまでじゃほれ、あの扉をくぐれば転生完了じゃ、でわな少年また会おう」
あぁ、またな。
そう言うと俺は門をくぐった。
微かに鼻につく潮の香りとともに
「海の神として、お主の航海の安全を祈っておるぞ。」