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土の精霊ドットの巻

 アビスウォームを倒し、俺達は土の精霊ドットに会うことが出来た。

 不毛に広がる砂漠は、さっきまでの砂嵐が嘘のように晴れ間が覗く。

 アビスウォームを倒し、リンを救出した俺達は土の精霊の居場所を目指してひた歩く。

 やがて、砂嵐の中では見えなかった地下遺跡の入り口を発見した。

 以前訪れた時は気付かなかったが、堂々とその遺跡は佇んでいた。


「何があるか、わからない。気を引き締めるんだ」


 俺は仲間にそう伝えた。

 古代のものと思われる壁画が施された階段を降りると、広い空間が現れた。


「やぁ、君達がミストの言ってた勇者かい?」


 どうやらミストが根回しをしてくれてて、この人物こそが土の精霊ドットらしい。


「そうです。王者の剣を復活させたくて、参りました」


「うん。うん。よろしい。君達がアビスウォームと戦う姿、見せてもらったよ。なかなかの戦いぶりだったよ」


「見てらっしたんですか?」


 レイが前に出る。


「君達の正義の力を信じて、微力ながらお手伝いさせてもらうよ。王者の剣を僕に貸して」


 俺はドットに王者の剣を渡した。


 ドットは王者の剣に向けて、祈りを捧げた。


「う~ん。あと火の精霊の力が必要のようだね。とりあえず、僕の力は注いだよ」


「ありがとうございます」


「その、マントを羽織った子、来てごらん」


「私ですか?」


 リンはドットに呼ばれ近付いた。


「アビスウォームとの戦いで、衣服が溶けたんだね。これは僕からのサービスだよ。えい!」


 ドットは持っていた杖をリンに振りかざした。


「何これ~すごい」


「それは精霊の衣と言って、ちょっとやそっとの魔法なら跳ね返すよ」


「ありがとうございます。いいんですか?」


「うん。僕からの気持ちだよ。それと、ラビィと一緒にいる子と鉄の爪を装備した子」


 今度はキャンディとレイが呼ばれた。


「君達には、秘めた力があるようだ。僕が引き出してあげるよ。えい!」


 ドットは再び杖を振りかざした。


「凄い、力が溢れてきますわ」


「本当、私がこんな力を持っていたなんてビックリ」


「どうだい?気に入ってくれたかい? 世界は君達に託された。世界を頼んだよ」


「はい」


 ドットの心意気に感謝し、俺達は力強く返事をした。


「そうそう、最後の火の精霊のいる場所なんだけど……」


「知ってるんですか?」


「知ってるは知ってるんだけど、あそこはちょっと厄介でね。君達の資質が問われる場所なんだよ」


「構いません。俺達はやらなくちゃいけないんです」


「だよね。世界を救うには不可欠だもんね。それを聞いて安心したよ。場所は最果ての地にほど近いボルケーノ火山。火の精霊バーストはそこにいる。彼は気性が激しいから気を付けるんだよ」


「はい、必ず王者の剣を復活させ、世界を救います」


 待ち受けるものが怖くないかと言えば、嘘になる。

 だが、光が見え始めた俺には、怖さを打ち破る仲間がいる。



 ウェンディーの街で、仲間の回復のため休息を取りボルケーノ火山へと向かった。



 土の精霊ドットは王者の剣に力を注ぐだけでなく、リンには精霊の衣、そして、レイとキャンディの秘めた力を引き出してくれた。

なんて気前がいいんだ。

 さて、ボルケーノ火山へ向かった隼人達にまたもドラマチックな展開が待っています。

 夕方には更新するのでお見逃しなく!

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