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ハーレム完成形の巻

 おっぱい好きの隼人には、たまらないシチュエーション。

 長い抱擁の後、リンはようやくアシュリーの存在に気付く。


「あ、初めまして。リンです」


「初めまして。アシュリーよ」


「アシュリー、村長さんが言ってた人はあなたね?」


 あの後、リンは片っ端から色んな所に助けを求めに行ったらしい。

 その中で唯一、名もなき村の村長が手配してくれたアシュリーだけが駆け付けてくれたのだった。


「アシュリーの召喚獣のお陰で、俺達は助かったんだ。皆感謝しろよ」


「そうなんだ。ありがとう」


「よし、それじゃランタークの村に戻ろう。アシュリー、あんたはどうする?」


「あたし? あたしもついて行くわ。あなた達について行って世界を見てみたいわ」


 こうして召喚師アシュリーが仲間に加わり、更に旅は続く。


「リン、ランタークの村までテレポット〈瞬間移動呪文〉を頼む」


「いいよ。皆私に掴まって」


 四人が一塊になる。

 勿論、どさくさに紛れて三人の体を触りまくったのは言うまでもない。


「アシュリー、ごめん。わざとじゃないんだ」


 軽く試しに触る筈だったのに、おっぱいをダイレクトで弄んでいた。

 俺の悪い癖だ。



「いえ、気にしなくていいのよ。減るわけでもないから」


 アシュリーのまさかの返しにホッとしたのも束の間、レイが不機嫌になっている。


「あの~さっきから、私のお尻に硬いモノが当たってるんですけど……」


 躊躇いながらレイは言う。

 瞬間移動するだけなのに、こんなに幸せを感じられるとは思ってもいなかった。



「着いたよ、ランタークに」


 相変わらず寂れたままだが、村人の呪いがとけ活気を取り戻していた。


「皆さん、この村の長を紹介するので、私について来て下さい」


 俺達はレイに言われるがまま、ついて行った。


「オババ様、レイです」


「おお、レイ。それに勇者様達。まずは村を代表してお礼を言わせて頂きますじゃ。ありがとう。ロックスに石にされた時はもう駄目かと思うたよ」


 オババ様という、この村の長は石にされた経緯、レイの昔話など俺達に話してくれた。

 レイは自分の話になると、恥ずかしがって顔を赤くしたけど、俺はその姿を見て異常な興奮を覚えた。


「オババ様、この者達について行って、修行して参ります。どうか、お許しを」


「お前が決めたのなら、何も言うまい。隼人、リン、アシュリーよ。レイを頼みますじゃ」



 オババ様は丁寧に頭を下げる。

 その目は僅かに潤んで見えた。



「隼人よ。この手紙を持って行きなさい。これを海辺のバザーのガンスという男に渡せば船を貸してもらえるはずじゃ」


「船を?」


「そうじゃ。世界は広い。その目で世界を確かめて来るのじゃ」


 正直、〈面倒くせ~〉と思ったが、四天王もあと二人残っている。

 オババ様の手紙を携え、まずは海辺のバザーを目指すことになった。



 真面目に世界に飛び出すぞ。

 四人は海辺のバザーを目指す。

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