四天王ロックス現れるの巻
ランタークの村に着いたポンコツ達。
そこに現れたのは?
ランタークの村に近付くにつれ、草木は枯れ、大地は汚染され、空気は淀んでいった。
「あれです。あれが私達の村、ランタークです」
話に聞いた通り、村人は石化し、人影はない。
村とは言えない、まるで廃墟のようだ。
石化した村人の一人に近付いてみる。
だいぶ、風化が進み、その表情は何かに怯えているようにもみえた。
「私が村を離れたばっかりに……」
レイは膝を落とした。
「レイ一人のせいじゃないよ。俺達で村を救うんだ」
「そうよ。その為に私達が来たんじゃない」
「ありがとう。皆ありがとう」
「俺達仲間だろ?」
俺はレイに手を差し伸べた。
「茶番はそこまででござる」
黒装束に身を包んだ男が、突然俺達の前に現れた。
「誰だ! お前は!」
「拙者、四天王の一人、ロックスにござる。どうで、ござるか? 拙者の石化のワザ」
「あなたが、私の村を……」
「おや、一匹取り逃がしていたでござるか?」
「お前も、ファイアークのように、ぶっ飛ばしてやるぜ」
「ファイアーク? フハハハハ」
「何が可笑しい!」
「あいつは四天王の中でもザコ。拙者達とは、比べものにならないでござる」
「ファイアークがザコだと?」
「いいね~。その怯えた顔。拙者の妖刀ムラマサも、お前達を斬りたい斬りたいと言ってるでござる。この場で勝負を決めてもいいのでござるが、時間をくれてやるでござる。期限は三日。拙者はロックタワーの最上階で待つゆえ。逃げても良いが、その時は遠慮なく村人を粉々にするでござる。では、拙者はこれにてごめん」
ロックスはそういい放つと、煙のように姿を消した。
「くそっ……やっと倒したファイアークがザコだなんて。俺達にアイツが倒せるのか……」
俺の頭に絶望の二文字が過る。
「何とかなるよ。三人で手を合わせれば」
「私もそう思います」
リンもレイも希望を忘れていない。
「よし、期限まで三日あるんだ。作戦を考えよう」
「私に考えがあります。この村にある道場で修行するというのはどうでしょう。かつて、私もそこで修行をしました。寝泊まりも出来るので、最適かと思うのですが……」
「やろうよ、修行」
「そうだな。何もしないよりはマシだもんな。レイ! そこに案内してくれ」
俺達はレイの提案を受け入れ、村の道場で修行することになった。
「ここが道場?」
「デカっ! こんだけ広かったら、思い切り魔法使っても大丈夫だね?」
「大丈夫だと思います。でも、少しは加減して下さいね」
そして、俺達の修行は始まった。
一日目は、それぞれ個々の特訓。
二日目は、手合わせすることになった。
まずはリンとレイの戦い。
魔法が勝つか、武術が勝つか。
序盤は両者、一歩も譲らない展開。
最初にギアを上げたのはリンだった。
「ファイア〈火炎呪文〉ブリザド〈冷気呪文〉サンダー〈稲妻呪文〉ウォータ〈水流呪文〉とどめーっ、クエイクサンダー」
まるで、魔法のフルコース。更に合体魔法なるワザまで、編み出していた。
「くっー。今のはかなり効いたわ。今度は私の番です~」
レイも反撃に移る。
空中に飛び上がり、一気に急降下する。
「行きますわよ。つばめ斬り!」
つばめのように何度も飛び交い、鋭い爪がリンを引き裂く。
「痛いなぁ、もう」
俺は二人の急激な成長より、強靭なタフさに驚いた。
あれだけのワザを放って、あれだけのダメージを受けて、息一つ切らしていなかったのだ。
「そこまでだ。次は俺とレイ。いいな?」
「望む所です」
俺にあのワザが見切れるか?
さっきと違ってレイは序盤から飛ばす。
素早さでは、レイには敵わない。
「目で追っていては捉えられない。心の目で見るんだ。そこだ~!」
鋼の剣が一点を貫く。
「きゃぁ。ちょっと、タイムです」
俺の心の目は邪な目だった。
見事に武闘着の胸の部分のみを引き裂いた。
神様に願いが通じたのか、俺は再びレイのおっぱいを拝むことが出来た。
何度見ても、形が良く綺麗なピンク色の乳首。
〈神様ありがとう〉
「次はリンだ! 手加減しないからな」
「こっちも手加減しないよ。行くよぉ、お兄ちゃん!」
魔法と魔法剣のぶつかり合い。
リンの魔法さばきには惚れ惚れする。
詠唱時間も以前より、ぐんと短くなっていた。
ただ、その僅かな時間が弱点でもある。
リンが詠唱に入ると同時に背後に回り込む。
「お兄ちゃん、甘いよ」
氷の柱が、鋼の剣を弾き飛ばす。
剣は俺の手を離れる。
「書くなる上は、奥の手!必殺ワシ掴み」
〈ムギュ〉
「あ、あれ?固い……」
「へへ~ん。残念~、パット入ってるんだもんね~だ」
「く~。男の夢を!これでどうだ?」
俺は胸元から手を入れ、生乳をワシ掴みするという禁断のワザを繰り出した。
「な、生は……駄目、だよ。あ~ん」
ついでに乳首を一つまみしてやった。
何の修行か、わからなくなった所で、レイが止めに入った。
そして、三日目の朝を迎えた。
目指すはロックタワー。
短い修行だったが、手応えはあった。
「リン、レイ! 行くぞ」
リンとレイは頷いた。
修行を終え、ロックタワーを目指す。
ロックスを倒せるのか?




