~魔界⑫~
ー荒野ー
ヤマトとコトミのポケレーターが繋がることをなんとしても阻止しようとするダークバロン。
迫り来るダークバロンの巨体、何とかコトミに近づきポケレーターの端子を接触させようとするも、ダークバロンの長い手を振り下ろし、ヤマトとコトミの接触を阻む。
ガブとガオンも邪魔されないように応戦するも、ダークバロンは相手にもしない。
ガブ「このままじゃダメだ...ガオンなんとかしてダークバロンを止めないと...」
ガオン「オレたちだけじゃ抑えきれない...。」
ガブもガオンも必死にダークバロンに邪魔されないよう抵抗している。
ヤマト「コトミ!こっちに!」
コトミはダークバロンの猛攻をくぐり抜けヤマトに近付こうとするもあと一歩の所でダークバロンの手に捕まってしまう。
ダークバロン「なにをしようとしていたかはわからんが、タケルの声...ろくな事にはならないだろう...このまま締め上げ、ポケレーターごと消滅させてやる。」
コトミは苦痛の表情を浮かべるも、なんとか気は失わずにいる。
ギリギリと締め上げるチカラを強くしていくダークバロン。
どこからかトライデントが飛んできてダークバロンの手に突き刺さる。
反射的にダークバロンはコトミから手を離す。
かなり高い位置で宙に放り投げられたコトミ。
ヤマトは下でコトミを受け止めようと落下地点に辿り着くもそれは惜しくも叶わなかった。
地上に着くよりも早くレイナがコトミを救出したのだ。
コトミ「レイナ...ありがと...。」
レイナ「こんな姿なのによくわかったわね!」
コトミ「わかるよ...ナカマだもん。」
レイナ「アナタ、リュウグウの姿見たらビックリするわよ!面影ないんだもん。」
そういうとレイナはリュウグウの所まで飛んでレイナを届ける。
ヤマトは下からその様子を見て、安心する。
同時にコトミ達に合流する為駆け出した。
ダークバロン「あっちがダメならお前を消滅してやる!」
ダークバロンが手を伸ばすも、ガブとガオンの連携によりなんとか凌ぐ。
ガブ「ヤマトいけ!コトミと、合流しろ!」
ガオン「ココはオレたちがなんとかする、タケルの指示に従え!なにか考えがある筈だ!」
ヤマトは走る、コトミの元へ、ナカマの元へ、ダークバロンの猛攻はガブとガオンが凌いでいる。
リュウグウと合流したコトミ。
コトミ「リュウグウ、まるでニンゲンみたいね。」
リュウグウ「海竜神のチカラを解放した形態だ、そう長くはもたない、すぐにヤマトと合流しろ!オレとレイナはダークバロンの足止めをする!」
コトミを残し、リュウグウとレイナはダークバロンの元へと行ってしまった。
コトミのやるべき事は1つ、タケルの指示通りに、ヤマトのポケレーターとコトミのポケレーターを接触させる。なにが起こるか分からない、ただ1つ確かなこと、タケルを信じる事それだけだ。
ようやくヤマトが追いついてくる。
コトミ「ヤマト!ココよ!」
ヤマト「コトミ、ダークバロンがすぐ側まで来ている!はやくポケレーターを!」
ヤマトは自分のポケレーターの端子をコトミの方へと向ける。
コトミは首からポケレーターを外し、ヤマトのポケレーターの端子と接触させる。
2つのポケレーターから今までにないくらい大きな光が飛び出す。
ポケレーターからの光はガブ、ガオンの2人を包み込んだ。
ガブとガオンのカラダはひとつに融合していく。
ヤマト「コレは...ジョブマッチ...?」
タケル「ポケレーターの端子同士を直接繋げると、本契約しているモンスター達が融合し、究極のジョブマッチ状態になるんだ!」
タケルの声が聞こえてくる。
ガブとガオンの、融合体が、姿を表した。
騎士の様でもあり、獅子の様でもある気品のあるその姿は見る者を圧巻する。
手には大きな剣を持っている。
ガブ・ガオン「待たせたな、ダークバロン!貴様の野望もこれまでだ!」
ダークバロン「なにか策があると思い危惧していたが、たかがジョブマッチとはな、今更なにができる!」
レイナ、リュウグウも加わり3対1での戦いが始まる。




