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~魔界⑤~

ー城ー

ダークバロンのいる城の入口に立つヤマト達。

ヤマト「行くぞ...。」

城の扉を開け中へと進んでいく。

Dr.エイプ「フォッフォッフォッ、また会ったのぉ。」

Dr.エイプが扉の前で待っていた。

ガブ「お前!」

Dr.エイプ「お前たちのせいでワシの最高傑作のぬえが...!」

ガブ「お前のせいで、ベアードも...絶対許さないぞ!」

Dr.エイプの後ろで動く影があるが暗くてよく見えない。

Dr.エイプ「せっかくの機会じゃ、ワシの技術を詰め込んだコイツを試させてもらうぞ。」

Dr.エイプの影から一体のモンスターが出てくる。

3メートル位の大きさの肌が、緑色の人型モンスターである。あちこちツギハギしている様で部位ごとに色が異なる。更に、頭にはモンスターをコントロールする為の、両腕にはそのチカラを増幅する為と思われる機械が埋め込まれている。

Dr.エイプ「コイツこそワシの科学力の結晶、フランケン!さぁ思う存分暴れるのだ!」

フランケンは声を発さずに動き始めた。

見た目とは裏腹に、パワーだけでなく、スピードもある様である。

一瞬でヤマト達の後ろへ回り込んだ。

ガブは反射的にガブファイアーを放つもフランケンはものともしない。

Dr.エイプ「そんなもの痛くも痒くもないわ!フランケンは痛覚も、感情もない!ワシの思うがままに戦い続ける、まさにロボットのようなモノだ!」

フランケンは振りかぶり、機械によって増幅された右腕を振り下ろす。ガブを狙った一撃であったが、リュウグウが氷の壁を、作りだし、フランケンの攻撃を、防いだ。

リュウグウ「ココはオレに任せて、先にいけ!」

ヤマト「リュウグウひとりに任せて行けるわけないだろ!敵はふたりいるんだぞ!」

コトミ「わたしがいるわ!わたしがリュウグウと、共に残る。」

リュウグウ「いや、コトミ、お前も一緒に先にいけ。」

コトミ「どうして...リュウグウ...わたしはあなたのパートナーなのよ!」

リュウグウ「コトミ...世話になったな。」

リュウグウの言葉に、この戦いにかける覚悟を悟ったコトミ。

コトミ「わかった...。ヤマトいこう...。リュウグウ、必ず生きて戻るのよ!約束だから...」

リュウグウ「あぁ...。」

リュウグウがフランケンとDr.エイプのふたりを凍らせ、一瞬のスキをつくり、ヤマト達はダークバロンの元へと急いだ。

コトミの目からは涙が溢れているが、振り返ることは無い、リュウグウを信じて先へと進んでいく。


ーリュウグウ対Dr.エイプ&フランケンー

Dr.エイプとフランケンを凍らせたリュウグウだったが、フランケンは凍ったカラダを無理やり動かし、凍りを解除し、Dr.エイプを助け出した。

Dr.エイプ「カチンコチンに凍ったのは初めてだわい、なかなか面白いのぉ、そのカラダ実験体にしてやるわ!フランケン、死なない程度にいたぶってやれ!」

フランケンは再び攻撃態勢へとはいる。

リュウグウはなにかを悟ったような表情をしている。

リュウグウ「なるほどな...そういう事か...」

Dr.エイプ「なにがなるほどだ!やるんじゃフランケン!」

フランケンは連続で拳打を放つ。一撃一撃が機械によって増幅されている為、致命傷になる。

リュウグウは氷の壁で防御するも、氷は直ぐに割れ、フランケンの、拳打をモロに受けている。

Dr.エイプ「フォッフォッフォッ、これが科学のチカラじゃ!おい、フランケンやり過ぎるなよ!大事な研究材料なんじゃからな!」

フランケンはDr.エイプの声で攻撃を止める。

拳打でボロボロになっているリュウグウは地面に倒れている。

リュウグウは左目を開ける。

リュウグウ「さすがに、アレだけのチカラ、スピードじゃ分が悪いか...」

リュウグウは冷気を吐き出し、フランケンを凍らせようと試みるも、フランケンは直ぐに凍った部位を拳打し、元の状態へと戻る。

リュウグウ「すまないコトミ…オレには時間稼ぎは無理だったようだ...」

Dr.エイプ「まだ意識がある様だ!やれフランケン!」


ーヤマト達ー

城は迷路のように入り組んでいて上がったり下がったり、また上がったりを繰り返しながら進んでいく、本当に道は合っているのか、この先にダークバロンがいるのかさえ不安になってくる。

コトミ「リュウグウ大丈夫かしら...」

ヤマトは黙っている。

ガオン「レイナもリュウグウも任せろと言ったんだ、オレたちは信じて先へ進もう、それがヤツらへと信頼だ。」

コトミはもう涙を流していない。

1歩1歩力強く、前へと進んでいく。

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