~空の島⑤~
ー空中都市 クラウディア大聖堂 講堂ー
集会を仕切るのは先程貴族Jを撃ち殺した???であり、貴族達は???の発言に従うのみである。
???は講堂で1番光の当たらない奥の席に着いている為黒い影が見えているだけでほとんど姿が見えない。
集会ではヤマト達侵入者の話、空中都市を移動要塞とし、地上の島々の征服に乗り出していくなど物騒な話が出ている。中でも貴族達が1番恐怖を感じていたのは、島内にいる危険分子の話題であった。
空中都市の頂点に君臨する???、その意向にそわない者はどんな者であろうと先程の貴族Jの様に粛清されると言った内容であり、意向にそわない者がいる場合そこを治める貴族も粛清対象になりうる、監視は全て???がしている為どこにも逃がさないという内容である。
集会の内容は新情報の共有と、この島に住むものへと脅迫、ルールの再確認というようなものがほとんどであった。
レイナはこの集会内容を聞いてすぐさま???へと向かっていきたい気持ちを堪え、ヤマト達に情報を多く与える事に専念していた。
ー林ー
ポケレーターから聞こえてくる集会の内容を聞くヤマト達。
この島を支配する者がいることを再確認し、なんとか近づく事が出来ないかと???の言葉に集中していた。
ガオン(レイナそのまま余計な事はせずに戻って来いよ...)
ガオンはレイナの性格上じっとしていられないだろうと思いながらいた。
ー空中都市 クラウディア大聖堂 講堂ー
集会が終わり、貴族達は各衛兵長を引き連れて講堂から出ていく。
全員が出ていってから???は人知れず自分の居城へ帰る様である。
講堂から出ていく???。レイナの任務はここで帰るハズだったが、せっかくのチャンスを逃すものかと擬態したまま???を追っていく。
講堂を、出て長い廊下へと出た、窓ガラスはステンドグラスになっていて、1つ1つが高価なものの様だ。
???は真っ黒な三角帽子を被り、同じ色のローブを纏っている為正体は分からない。
柱2本分位の距離を取りながらレイナは???の後をつけていく。
???「そういえば、ネズミが1匹紛れ込んでいたな。」
ふいに振り向きレイナのいる方向に光線を放つ???。
レイナの存在がバレていたのである。
光線を得意のアクロバティックな動きで避けるも、擬態に使っていた集中が解け姿が見えてしまう。
???「擬人族とは珍しい、ゲンエイと同じだな!」
レイナ(ゲンエイを、知っている...やはりコイツはダークバロンの!)
光線で攻撃してくる???、だがその速度は今のレイナからすると、簡単に避ける事ができるほどの速度であり、レイナは少し油断している。
レイナ(このスピードならいつでも逃げられる、もし上手く行けばこのまま倒すことだって...)
ガオン「今すぐ逃げろレイナ!」
急にガオンの声が聞こえてくる。ポケレーターで会話を聞いていたヤマト達、突然の事態に消音を解除し、話しかけてきたのである。
レイナは一瞬その声に気を取られた。
???から繰り出される光線は避けたが、それは罠だった。レイナが避けた先に捕縛用のトラップが仕掛けられていたのである。
トラップの上にレイナが来ると作動し、電気が蜘蛛の巣の様にレイナのカラダを痺れて動けなくしていた。
レイナ「こんなもの!」
レイナはちからずくでトラップから抜け出そうとするがトラップを抜けられない。
ヤマト「レイナ!大丈夫か!レイナー!」
???の指から光線が放たれ、トラップで動けないレイナに直撃する。
レイナは声もなく気絶した。
???は部下を呼び、レイナを連れて居城へと戻って行った。
ー林ー
コトミ「今のって...」
ガオン「おそらくレイナは...」
レイナが気絶したことでその後の情報は一切分からないヤマト達。
リュウグウ「深追いせずに戻ってこればよかったんだ!」
ガブ「今そんな事言ったって仕方ないじゃないか!とにかくレイナを助けに行こう!」
ガオン「コレも敵の罠かもしれない、今よりも警備も厳重になるだろう。」
ガブ「そんなの関係ない!今すぐ助けにいかなきゃ!」
ヤマト「よし、助けに行こう!」
ガオン「もう少し、慎重に動いた方が...」
ヤマト「ガオンありがとう、確かにガオンが言うことは正しいよ、でも頭で分かっていても、ココロがナカマをほっとけないって!」
ガオン「顔に似合わずに熱いオトコだな、言っても聞かないのはお前もガブも一緒だな、よし最速で助けに行こう!」
コトミとリュウグウは林に待機させ、ヤマト、ガブ、ガオンの3人はレイナの救出に向かう。




