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~テンの島②~

ー草原ー

リュウグウ「回復役か…まぁそう思われても仕方ないか」

リュウグウはモグラ型モンスターに近寄っていく。

リュウグウ「オイ、トリ公邪魔だ!オレがそのモグラとヤる!」

トリノコウ「なに!お前みたいな、よそモンに手を借りなくたってこのくらい!」

リュウグウ「忠告はしたぞ!ハイドロスプラッシュ」

リュウグウの口から高圧の水流がグラーモ目掛けて放出されるが、トリノコウも直線上にいた為慌てて避ける。

トリノコウ「危ないじゃないか!」

グラーモはハイドロスプラッシュが直撃し、そのまま海へと吹き飛ばされる。

リュウグウ「あーぁ、出力間違ったかな?」

ヤマト達は空いた口が塞がらない。

コトミ「リュウグウ…今のなに?」

リュウグウ「見るのは初めてだよな、エレカゲの所で覚えたワザの1つハイドロスプラッシュだ、まぁ出力は間違ったみたいだけど…」

レイナ「あんなすごいワザ持ってたの?」

リュウグウ「他にも色々あるけど、使う機会がなかったからな。」

コトミ「そんなすごいワザあったらもっと前線で戦わせたのに…」

リュウグウ「オレは回復役だって決めつけてたからな!破壊力ならガブを超えてるぞ。」

ガブ「なにをー!ここで勝負しろ!」

レイナ「アタシだって!」

ガブとレイナが食ってかかるがリュウグウはスルーする。

正直今のリュウグウの実力を知りたいが、今はそれどころじゃない。

リュウグウ「トリ公、モグラをぶっ飛ばしてやったぞ!」

トリノコウ「巻き添いを食らうとこだったじゃないか!」

リュウグウ「先に忠告しといたろ!」

トリノコウ「野蛮な輩め!やはり狙いは宝だろ!」

トリノコウの誤解は解けてないままである。

地面が盛り上がり、ドリルが突き出てくる。

グラーモは海から戻ってきたのだ。

グラーモ「不意打ちとは卑怯なヤツめ!」

トリノコウは再びグラーモへと攻撃を仕掛けようとするも。

高圧の水流がトリノコウのクチバシをかすめてグラーモの紋章へと直撃する。

リュウグウ「今度は仕留めた。」

背中の紋章は消え、グラーモは正気を取り戻した。

グラーモ「あれ、おいら、確かトンネルを掘っていたはずなんだけど…」

太陽の光を浴びグラーモは眩しそうにする。

グラーモ「ここは、地上じゃないか!恥ずかし恥ずかし!」

そう言うとグラーモは地中へと帰って行った。

トリノコウ「また、巻き添いを食らうとこだったじゃないか!お前やっぱりおれを、狙っただろ!」

リュウグウ「当たってないんだからいいじゃないか!」

トリノコウとリュウグウは再び言い争いを始める。

ヤマト「止めろよ、2人とも!」

2人がいがみ合っているとヤマトのポケレーターは輝きを増す。

ヤマト「なななななんだ!」

トリノコウ「ソイツはポケレーターじゃないか!なんだよ、先に言えよ!」

トリノコウはポケレーターを見るとヤマト達の目的が島の宝をら狙ってきた敵では無いと理解した。

ヤマト「ポケレーターを知ってるのか?」

トリノコウ「知ってるも何も…説明するよりも見てもらった方が早いな、着いてきな!」

そう言うとトリノコウは草原の奥へと進んでいく。

ヤマト達はトリノコウに言われるがまま着いていく。

しばらく着いていくと小さな滝が流れる小川へと着いた。

トリノコウ「ココだ!コレを見てみろ!」

トリノコウガ、翼で指す方を見るとモンスターのタマゴがあった。

ヤマトのポケレーターはこのタマゴに向かって光を放っている。

ヤマト「なんのタマゴだろう?」

トリノコウ「しばらくその光を当ててみな!」

コトミにタマゴを持ってもらい、ヤマトはポケレーターの光を照射する。

照射して3分も経たない内にタマゴにヒビが入り始める。

コトミ「なにか生まれるのね」

コトミはドキドキしながらその時を待つ。

幼体「ピキィー」

タマゴが孵り、真っ黒なモンスターの幼体が姿を現した。

コトミ「かわいい、モンスターの赤ちゃんね!」

生命の誕生に心奪われるコトミ。

レイナ「アタシ達もこうやって生まれたのね。」

ガブ「でも一体なんでポケレーターの光が?モンスターのタマゴって勝手に孵るんじゃないのか?」

トリノコウ「このタマゴは特別だからな!主人が来るのを待ってたんだ!」

ヤマト「特別なタマゴ…?」

トリノコウ「本当にお前たちは何も知らないんだな!この島は転生の島、お前たち旅の途中でナカマを失っただろ?そのナカマが転生してこのタマゴに生まれ変わったんだ!」

ヤマト「ってことは…ベアード!?」

ガブ「このちっこいのがベアードの生まれ変わりなのか?」

トリノコウ「転生したタマゴは再び主人のポケレーターの光を照射する事でのみ孵化する。だからポケレーターもこの島に向けて光を放っていたんだ!」

ガブ「コレはお宝だ!」

レイナ「コレがベアードなんて信じられないわ、ねっコトミ!…コトミ…?」

コトミ(赤ちゃん…わたし赤ちゃんを抱いてた…でも誰の…?)

コトミの記憶が混濁する。

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