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~夢の島⑤~

ー夢の島ー

辺りを見渡すと動物型のモンスター達はまだ眠っているようだった。

ヤマト「眠くなったのはリープスのせいじゃなくてこの島の特性だったのかな?」

ヤマトは大きなあくびをした。

リュウグウ「ここにいては、またいつ目覚めるか分からない、先を急ごう!」

ガブ「オイラたちはのんびりしてられないからな!」

レイナ「夢は夢、アタシたちは辛くても現実を生きてるからね!」

コトミ(わたしだけなんだかみんなと違う気がする…)

ヤマト「みんな!さぁ出発だ!」

海岸へと戻りリュウグウに乗り込む。

ヤマト「あんまりいい島ではなかったなぁ…」

レイナ「いいじゃない、とりあえずリープスを撃退できただけでも!」

ガブ「トレーニングの成果も出てるしな!」

海へと出たリュウグウ、次の島を目指し進んでいく。

リュウグウ「次の島…次の島…いったいどこを目指せばいいのやら…」

とりあえず進んでいるはいいもののここは海、道しるべは何もない…

ヤマト「今まではベアードがいたり、連れてきてもらったりしてたからなぁ…」

コトミ「地図もないし、コンパスもない…どうやって次の島にたどり着く気なのよ…」

ガブ「まぁまぁ風の向くまま気の向くままに進めばいいじゃん!」

レイナ「まったく、アンタはなんでそう楽観的なのかしらね。」

ヤマト「アレ?ポケレーターが光ってる…?」

ポケレーターから光線が出ている。

コトミ「私たちを導いているのかしら?」

ヤマト「なんでもいい!とりあえずこの光の指す方へ行ってみようぜ!」

ガブ「さんせーさんせー!」

レイナ「ヤマトまで…」

リュウグウ「どうする?コトミ」

コトミ「まぁいいわ、宛もないことだし、このままポケレーターの指す方向に進んでみましょう。」

リュウグウ「了解!」

リュウグウはポケレーターの指し示す方向に、方向転換し、海を進む。

1時間、2時間経っても島は見えてこない…

レイナ「このまま進んでも島が無かったらどうするの?」

ヤマト「ポケレーターが指してるからにはきっと何かがあるはずだ!信じて進もう!」

コトミ「ポケレーターが指してるモノってなんなのかしらね…?島?お宝?ナカマのモンスター?ダークバロン?わたし達の世界への帰り道?」

ガブ「お宝があるのか?」

ガブは目をキラキラさせて聞く。

レイナ「あくまでも例えばの話しよ、そもそもそんな事今まで無かったんだから。」

レイナは冷静に応える。

リュウグウ「アレは…島?」

遠くに豆粒のように見える島を見つける。

ガブ「宝島だぁ!」

レイナ「誰もお宝なんて言ってないし…」

レイナは呆れている。

ヤマト「リュウグウ!アソコまで全速力だ!」

リュウグウ「了解!」

リュウグウはスピードを上げる。

コトミ「きゃあ、もう!荒っぽいんだから!」

島への距離をドンドン近づけていくリュウグウ。

コトミ「あんまり急ぎすぎると体力なくなっちゃうよ…」

リュウグウ「大丈夫!これでもまだセーブしてるんだ!」

コトミ「ならいいけど」

ヤマト「島だぁ!」

間もなく到着しそうな距離まで近づくと上陸に対する期待が大きくなる。

ガブ「宝島、宝島~♬」

レイナ「まったく…」

リュウグウ「上陸するぞー!」

海岸へと着けるリュウグウ。

ヤマト「ココはなんて島なんだ?」

ガブ「ヤマト、ココが宝島かぁ?」

ヤマト「うーん…ポケレーターはもっと先を指してる気がするけど…」

レイナ「なんでもいいじゃない、とりあえず島に着いた事だし。」

コトミ「とりあえず進んでみようか?」

ガブ「冒険だ!」

上陸した島の探索をする事にした5人。

辺りを見渡すとシダ植物の様なモノが生えている。

コトミ「こんなの見たことないわ。」

突然聞いたこともないような大きな咆哮が聞こえてくる。

レイナ「うるさいわね!一体なんだっていうの?」

密林の中からティラノサウルスの様な恐竜がでてくる。

ヤマト「きょ…恐竜…!!!」

ガブ「きょうりゅう?」

声の割に大きさは小型犬並の大きさしかない。

レイナ「ちっちゃくて可愛いわね」

コトミ「噛んだりしないかしら?」

リュウグウ「初めて見るモンスターだ。」

レイナ「ガブとリュウグウを足して2で割ったみたいなモンスターね!」

ヤマト「確かにそうかも」

ガブ「よろしくなきょうりゅう!」

ガブは頭を撫でようとすると噛みつかれてしまう。

ガブ「イテテ!やめてくれー」

恐竜は本気で噛んでいる様だがガブにとってはそこまでの強さではないらしい、少しだけ血が出るガブ。

4人は笑っている。

???「お前達は何者だ!まさか新手の侵入者ではあるまいな?」

力強い女性の声が聞こえてくる。

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