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~四季島⑧~

ー四季島 【雪山エリア】氷の塔 大広間ー

ヤマト「なにやってるんだ!」

ローブを着たモンスター達は少し驚いた様子だがすぐに迎撃してくる。

ヤマト「ガブ、ベアード、レイナ頼んだ!」

ヤマトを、囲む様にしてガブ達は戦闘態勢をとる。

ヤマト「今のうちに逃げて!」

【モミジエリア】から連れてこられたと思われるモンスター達へ向かって言うと、モンスター達は持っていた道具を投げ捨てなるべく大広間から離れるようにそれぞれ逃げていく。

既にガブ、ベアード、レイナにローブのモンスター達は襲いかかっている。

レイナ「ちょっと多すぎるんじゃない?」

レイナは得意の武器を取り出しバサバサと敵をなぎ倒していく。

ベアード「冷えきってた体があったまるのぉ」

ベアードは溢れるチカラと爪で戦う。

ガブ「ガブファイアー、ガブファイアー、ガブファイアー、キリが無さすぎる。」

次から次へとローブのモンスターは襲いかかってくる。

ヤマトはポケレーターを使ってジョブマッチを試みる。

(ココデハ ジョブマッチ シヨウデキマセン)

ヤマト「なんでだよ!」

ヤマトはポケレーターに向かって言うが当然返事はない。

(ガブ ヲ シンカ サセマスカ?)

(YES◀・NO)

ヤマト「ガブ進化だー!」

ガブが光りに包まれ進化する。

(ザザッ、ザザッ)

ノイズがガブの体を走る。

ガブ「これなら充分戦える!」

ローブのモンスター達を次々殴り飛ばしていく。

レイナ「ガブ進化できるんじゃないの」

レイナはガブが進化できないと思い込んでいた。

ベアード「さっさと畳み掛けるぞ!」

3人の連携した攻撃でローブのモンスター達は全滅した。

ヤマト「ふぅ…なんとかなってよかった。」

ヤマトはホッとして胸を撫で下ろす。

???「誰だ邪魔をするのは…よくもオレの可愛い部下達を!」

先程までのローブを着たモンスターを束ねているであろうモンスターが奥の部屋から出てくる。

顔には怪しげな仮面を被り黒いローブを着ている。

大きさはベアードと同じくらいだが禍々しいオーラを感じる。

聞き覚えのある声にベアードが反応する。

ベアード「お前は…いや…ダークバロンが蘇った以上ありえなくはないか…」

???「ベアードじゃあないか!久しぶりだな、オレを殺した時以来じゃあないか!」

ベアード「やはりお前か…」

ヤマト「ベアード知り合いなのか?」

ベアード「タケルと旅をしてる途中、ワシが1度別行動をした時があってな、その時も怪しげな術を使って大昔の凶悪なモンスターの封印を解こうとしていた所を術ごと葬り去ってやったはずだったが…今度は何を企んどるんじゃ…呪術師のシールよ」

シール「なぁに、別に今回は封印を解く気はない。ダークバロン様の命でこの氷塊を地下深くに封印しようとしてるだけだ。」

ヤマト「お前のせいでこの四季島全体に被害が出ているんだぞ!泉が枯れたり、サクラが枯れたり!」

シール「そんなこと、知ったことか!」

ヤマト「この氷塊を封印する事になんの意味があるんだ!」

改めて氷塊を見てみると中にヒトがいる事に気づいた。

レイナ「女のコ…」

レイナは両手で口を押さえる。

シール「コイツはこの世界にいてはいけない存在なんだ。だから封印してやる、ただそれだけだ。」

???「…ケテ」

ガブ「聞こえる…」

ガブの耳がピクピク動く。

ガブ「このコだ…このコの声が聞こえる。」

ヤマト達は耳を澄ます。

女のコの声「タスケテ…ワタシヲ…」

ヤマト「はっきり聞こえた!助けを求めてる!ガブ、ベアード、レイナ!このコを助けよう!」

3人は無言で頷く。

シール「邪魔をするなー!」

シールがローブから手を出しヤマト達に向けて黒いエネルギーの塊を放つ。

ローブから出た手は白骨化しているように見える。

ベアード「アレに触れるな!」

4人はギリギリで回避した。

着弾した壁と床が塵と化した。

レイナ「なんなの…アレ?」

ベアード「触れたもの全てを消滅させる…確かダークマターとか言ってたな!」

レイナ「あんなワザ持ってる奴どーやって倒したのよ!」

ベアード「…。」

レイナ「肝心なこと覚えてないんだから…こーなったらゴリ押しよ」

レイナが武器を構えシールに接近する。

シール「自分から餌食になりに来たのか?」

シールの手からは次のダークマターが放出される。

レイナは距離を詰めていた為回避が間に合わない。

レイナ「きゃああああ!」

間一髪ガブがレイナを救出する。

ガブ「レイナ、もっと冷静になれ!」

(ザザッザザッ)

ガブのノイズがひどくなる。

ヤマト「ガブまだやれるか?」

ヤマトはガブがまだ進化の形態を保てるか確認する。

ガブ「もう少しいける」

(ザザッ)

ガブはレイナを降ろすと、シールの攻撃に気をつけながら間合いを詰めていく。

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