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あんこはあんこ  作者: ぐいこす
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あんこミーティングに参加する

「あんこにごはんもあげたし、すっかり眠ってるからオンラインミーティングを始めよう。」

大きい方のヤツが言った。

「お疲れ様です。それでは今進行中のプロジェクトについて進捗の報告をお願いします。」

しばらく順調に進んでいたオンラインミーティングだったが。


あれなんか大きい方のヤツが何か薄い板に向かって何か喋っている。オレはおやつが食べたい。

薄い板の前のぼこぼこしたものに寝転ぶ。おやつくれ。

「ちょっとーあんこー困るよーキーボードに座らないで」

大きい方のヤツがなんか言っている。薄い板からは笑い声のようなものが聞こえる。

「先輩、猫ちゃんも参加ですか」

「ごめんすぐどけるから」

あんこは机から床に降ろされた。

なんだよ、おやつくれ。もう一度机の上にのぼり、机の上の薄いものを少しずつ前足を使って落としていく。

「あんこー書類を落とさないで」

書類を拾おうとしたとき大きい方のヤツがコーヒーをこぼしてしまったので立ち上がった。

「キャー」

後輩の一人が声をあげる。

大きい方のヤツはズボンをはいていなかった。上はばっちりスーツなのに。

グダグダなミーティングになった上、パンツを後輩にさらし、なんて日なんだ。

大きい方のヤツはあんこを少し睨んだが諦めた様子で何とかミーティングを終わらせた。


あんこは眠くなったので猫ハウスに戻って行った。

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