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あんこはあんこ  作者: ぐいこす
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家族の役割

「ガチャ」

大きい方のヤツが帰ってきた。とりあえず少し高い声で鳴いて足に頭を擦り付けておく。

「ニャー」

大きい方のヤツはいそいそとご飯の用意をしに行く。その途中のトイレの前で軽くニャと合図しておく。掃除してもらわないと次の用に差し支える。

「あんこ、偉いなーいっぱい出たね。」

多分ほめているのだろう。当然だ。

そして大きい方のヤツはオレのごはんを用意している。

ご飯を食べていると誰かが帰ってきた。この声はママだ。ママだー!

「ニャー ニャー」

条件反射的に走ってママのところに駆け寄る。ママはオレの頭をなで顎をなで耳をなで、なんて幸せなんだ。生まれてきてよかったとさえ思える瞬間だ。

「遅くなってごめんねー残業でさあ。今からごはんの支度するね。」

ママは言う。

「ゆっくりでいいよー」

大きい方のヤツが答える。


オレの名前はあんこ。ママと大きい方のヤツと小さい方のヤツと暮らしている。

趣味はおやつと箱に入ること、仕事はパトロール。危険がないかを見回らないといつ誰が狙ってくるかわからない。


来るべき戦いに備えて少しでも寝ておこう。おなかも満たされ丁度眠くなってきたところだ。

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