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109:女子寮②

「この寮のルールは三つなのです。

 一つ、寮の建物を破損させないこと。二つ、寮仲間とトラブルを起こさないこと。三つ、寮の時間割りには絶対に従うこと、なのです」


「それさえ守っていれば対して難しいことでもないわ。まあ、最初のうちは慣れないでしょうけどねぇ」


 最悪地獄レベルの規則があるかも知れないと警戒していたのですが、むしろゆるゆるのようです。

 それでも、元の世界で地元の高校に通っていた私は寮生活は生まれて初めてだからうまくやれるかはいまいち自信がありませんけど、


「頑張ります」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 女子寮は三階建て。

 一階が食堂、二階と三階部分が個室になっているようです。中央には豪華な螺旋階段が取り付けられており、そこで上り下りをします。


 私の個室は三階で、イルゼさんと隣同士の場所でした。

 さすが貴族の女子寮とあって部屋が異常に広い。一部屋につき私の家のリビングの二倍ほどはありますよ。


「掃除担当の小間使いが朝昼夕にやって来るけれど無視すればいいわ。着替え等で身の回り担当の小間使いを呼びたい時はベルを鳴らすのよ」


「へぇ、学園にはメイドさんもいるんですね」


 そういえば貴族女性のドレスって、一人ではとてもじゃありませんが着替えられそうにないですものね。私も一度ドレスを着た時はメイドさんたちに手伝ってもらいましたし。

 まあ、私は服がアレなので一人で着替えられますが。


「夕飯が運ばれて来るまでにはまだ時間があるのです。それまでゆっくり部屋で休んでいてほしいのです」

「そうねぇ。女子寮に来たばかりでお疲れでしょうし」


「じゃあ、お言葉に甘えて」


 ハンナさんとイルゼさんに言われて、私は夕食までの間部屋で休むことにしました。

 柔らかくて温かいベッドにごろんと横になると、心地良さ過ぎて思わず眠たくなってしまいます。


 てっきり緊張で夜も眠れないかと思っていましたが、これなら安心ですね。

 このまま少しお昼寝をさせてもらいましょう……。

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