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自己満足な小説

詠利と出会ったのは高校生の頃。同じクラスで自己紹介をした時だ。

正四角形を形作るように並べられた机、そこでトリである最後の発表を終えた後、風を切るようにして此方に向かって歩いて来た。脇目を振らずとはよく言ったもので、真っ直ぐに私目掛けて大股で。スライドを片付けていると、無表情の顔がそこにあった。

「ねぇ、どんな小説書くの?」

「どれも胸を張って言えるジャンルじゃないけど、ライトノベルとかかな」

顔を見るとすぅっと瞳孔が開いたのが分かる。僅かだが毛が逆立ち、物静かに興奮を覚えているようだ。その様子を見て、過度に期待させまいと決めた。

私が書くのはメジャージャンルじゃない。期待したものを届けられず、ガッカリさせてしまうのは嫌だ。だからあえて目を背けて距離を取ろうとする。

「差し支えなければ読みたい」

「メジャージャンルじゃないけど.......。今書いてるのだって、異世界転移とか転生とかしないし.......」

今頃きっと死んだ目をしているだろうな。いやそれは言い過ぎかも知れないが、興味は尽きただろう。ある意味気が楽だ。そう思って彼女を見た。思わず目を見開く。

先程よりも毛が逆だっている。瞳孔なんか真夜中の猫のようだ。思わず絶句し後ずさると、舞い上がっていた髪を落ち着けるように髪を撫でる。

「嫌ならいいや」

「嫌ではないから、その圧を抑えてください」

私の友達、異世界転移、転生もの、凄く好きなんですよ。

逆にそれ以外の話はあまり出ないという。

そう言った思想を受けて、やや引き気味です。

推したくない。


詠利も異世界転移、転生は好きですが、そろそろ別のジャンル見たいなー。と思ってたところの渡りに船。

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