趣味の本分
遅れてすみません!!
あとがき、ご不快に思われたら申し訳御座いません。
「あ、拡散されてる」
夕飯を食べ終わった後、試しに通知を確認してみると、拡散されました。という通知が目に入る。拡散して下さった人のホーム画面に向かうと、同じ投稿サイトに投稿している人だった。どうやら気を使ってくれたようだ。
少しでも閲覧者が伸びているか気になって、小説投稿サイトのホーム画面に移動する。するといつもは一桁だった閲覧者数が二桁に増えている。勿論、感想やブックマークは着かないが、それでも一人でも多くの人に見てもらうのは喜ばしい。明日、詠利にもこの事を伝えよう。
翌日、詠利は大学のエントランスホールにいた。白いタイルの上に、円を形作った四人がけの椅子。その上にちょこんと腰掛けて、スマホをいじっている。
「おはよ。先来てたんだ」
「あ、おはよ。今あんたの投稿ホーム見てた」
目線の先にはマイページが広がっている。昨日に比べて閲覧者数が伸びている事を確認しながらも、変わらず接してくれる。何時でも彼女のその態度が私の精神を安定させる。仮に炎上しそうな行動に出ても冷静に釘を刺してくれるだろう。
私は詠利を一瞥すると、彼女も見返してきた。
「同サイトの投稿者さんが拡散してくれたみたいで、そこで興味を持ってくれた人が読んでくれたみたい」
「あー。なるほどね」
詠利のこんなところが好きです。常に実直。
かなり昔の話なんですけど、拡散されるとやっぱりそこそこ伸びるんですよ。
で、私もお返しのリツイートしようと思ったんです。
でも私のフォロワーさん、ネット小説興味のない方ばかりなので、お返しのリツイートは意味ないなって。
興味のない方に、無理矢理進めるのもな.......。
って思いました。
度々この考え方出ると思います。どっち着かずです。