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詠利以外の読者

これにて完結です。

結局、書けないままストック分が切れた。投稿を続けた小説が完結を迎えたのだ。黙って完結ボタンを押し、連載終了の意を貫く。

ぶっちゃけ、満足の行く出来ではない。まだ全然。そんなものを投稿するな、などという意見もあるかも知れない。けれども満足のいく作品が、人生が終わるその時まで完成出来るか、と言われたらそうではない。恐らく死ぬその時まで、絶対に最高傑作という言葉は使えないだろう。

でも、それでも読んで楽しいと言ってくれる全ての人々に向けて、書いていきたい。

完結ボタンを押すと、完結済みの作品にしばらく名を連ねる事となる。今までは流されて日の目を見ることはなかったが、この時ばかりは多くの人が訪れる。嬉しい限りである。

私は端末を閉じて、ぼんやりと世界を見る。サスペンスな感じがする。でも単に戦闘シーンを入れたらこれまで書いてきた小説と被ってしまう.......。難しいな。

それから数時間後にまた時分のホーム画面に戻った。見てみると、感想が書かれました。の文字。

思わず瞳孔が開く。早る指を抑え、ページを開いた。


――私には合いませんでした。でも表現が好きなので、評価をさせていただきました。これからも頑張って下さい。


感想欄を覗くと、こんな一文が書かれていた。まっさらな評価に3ポイント追加されていた。

不思議な人もいるもんだな.......。と思った。合わなかったら星1とかになりそうなのに。でも表現が好きだから星3なのか..............?

パタリとスマホを閉じて、目を閉ざす。

純粋に、評価も感想もいただけることは本当に有難い。わざわざ読んで、感想を書くという時間を費やしてくれる人なんて、そう居ない。

でも、合わなくとも評価してくれる人がいる。きちんと読んでくれた人がいる。詠利以外の始めて身をもって知った読者だ。 だからポイントとか、ブックマークとか、ぶっちゃけどうでも良い。 数多の人がいる中で、極わずかな人が面白いと言って、最後まで読んでくれたら良い。

私はこんな人達の為に、私はこれからも書き続けたい。その為にはまず情報収集から。戦闘シーンは辞めて、推理っぽくするのはどうだろうか?

そう思って、私は今日の出来事を詠利伝える為にその場を後にした。

どうでも良い。なんて事はありません。

どれも大切な励みです。

でも、今まで恵美は読者を“数として”見ている節がありました。

今回はそれを乗り越えて、満足出来る作品を届けようとしてます。


ちなみに、恵美が書けなかったので、この小説はまだ書けてません。

自分としては、かなりしんどい話だったので、次回作は完全に色ボケに走りました。色ボケはファンタジー。

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