書けなくなった日
決めたからにはまず行動。大金を払って見返りがないのは流石に応える。だからまずは図書館や本屋、それからネットで公開されているメジャージャンルを学ぶ事にした。
今流行っているのは、やっぱり異世界だし、ハーレムだ。そしてそこまで流行り分野に乗っていなかったが為に、どのようなルートで描くのが勉強しなくてはならない。だから図書館や本屋でここ数年以内にアニメ化されたライトノベルを漁り、投稿サイトで、上位のランキングを締めている小説を読むことにした。
一人の主人公が異世界に転生して、凄い力を持っていて、そこで女の子達にモテて.......。そこまで情報を集めた後、残せるところをスマホやメモに書き留めた。ある程度情報を得た。あとは人と被らないように、細分化する事から。
まずはストーリー。異世界に行くことは決定事項。問題は殺すか、そのまま転移させるか。私的に自分の書いた登場人物が亡くなってしまうのは応えるから、転移にして.......。ヒロインも選り取りみどり。ツンデレから、クーデレ、それからロリと.......。
そこまで考えた。そこまでは考えたのだ。でも構成が全く浮かばない。世界が見えてこない。丁度目隠しするように、見るのを拒むように、造形が浮かばない。故に書けない。文字に起こせない。
やっぱりハーレムにして、ヒロインの属性多い方が良いって書いてありました。傾向?本に。
好きなキャラが居ない小説よりも、自分の好きな性癖持ったキャラのがやっぱり皆さん買いやすいんですよ。
正式なルート行かなくとも、自分の脳内では幸せっていう二次創作だって出来るくらいだし。
私もその一人ですし。推しは居た方が人生幸せ。