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Chapter of Begine  作者: Tkayuki 冬至
異世界に迷いこんだ者達
60/71

……摘んだかも?

最近投稿遅くてすみません。



ちょっと忙しいので二日に一回は投稿できるように頑張ります!



ゆらゆらと誰かに揺すぶられてる。


うぅ、眠い……。


その身体の揺らし方は揺り篭の様で更に眠気を誘ってしまう。


「……う、ゆ……て……悠!」


ん?誰だろう。呼んでる?


……ぁ、この声は。


「悠、朝だ!速く起きろ!」

「……にゅ……ハク……しゃん……っ!?」


目の前には真白髪の美少女が覗き込んでいた!あぁ…… その二つの碧眼の目が宝石の様に綺麗……。


「何をボーッとしてるんだ?さぁ、速く行くぞ!」

「えっ?何処にですか?」

「朝風呂だ!」




……へ?




~~~~~



只今、僕達は温泉に入っている。

中は銭湯の様で広く浴槽も巨大だ。お湯の温度は温くて朝には余計な疲労を与えない様になっているのだろう。シャンプーやリンスもちゃんとある。


種族も関係無く風呂に入っていて獣人……ではなく獣族の人は念入りに尻尾や耳を洗った後で湯船に浸かっている。


困ったのがエルフ……森族の方は中性的で目のやり場に困ってしまうが、他の利用者は特に気にしていなかった。


もちろん男女で別れている。


だが問題が一つあった……。



「ふぅ……いい気持ちだな」


僕は湯船に浸かっているその横でハクさんが両腕を上に上げて伸びをしていた。


そのハクさんの姿をマグナさんを除く野郎共(僕も含む)が思わず凝視してしまう。


何故なら可憐で華奢な身体はどう見ても少女の体型にしか見えないのだ。


真白な髪は後ろに束ね、そこから見えるうなじは色っぽい。そして撫肩ですらりと細く伸びた腕、そして手は指一本一本が細く真っ直ぐに伸びて長く手を絡めればすんなりはまってしまうだろうか。腰も括れて下手すれば成人男性が両手で捕まえれば丁度収まってしまいそうだ。太股も程よい柔らかさがありそうだ。全体的に無駄毛が全く無く、丸みを帯びてるこそ更に美少女らしく際立っているのだ。


ちなみにちゃんとあれがついていた。……それ以上は言わない。それを言えば自身が無くなってしまうから……。


それにしてもハクさんは気づいていないのだろうか?周りの野郎共がハクさんの身体を見てにやにやしたり、平然そうに見えてあそこが爆発的に元気になっている存在がいることを。それは種族を問わずだ。


「ん、どうしたんだ?悠」

「のぼせたのか?」


マグナさん、何で平然としているんですか?もうやばいでしょ!ほんと。


野郎共はハクさん目当てか次々に湯船に入ってくる。だが悟られない様に装っているが……チラチラ、一部ガン見している奴が!


「……何か人増えたな……マグナ、前座るけどいいか?」

「あ、いいぞ?」


ハクさんは湯船に浸かりながらマグナさんの前にちょこんと座り身体をマグナさんに身を預けていた。


「ふぅ~」

「俺は椅子か」

「丁度いいぞ~。」

「ま、いいけどさ」


……何か、何か……あれだ。この二人の姿を見ると男女のカップルが仲良く一緒に入ってる様なのだ。


……うらやましい。ほんと、うらやましいぃぃぃ!!!


ほら、他の野郎共もマグナさんに向かって嫉妬の目線が来てるよ!あれ、全く気づいてないね。


「ハク、俺もう先に出るわ。」

「背もたれ……」

「悠にでもやってもらえよ……」

「そうか!悠、いいか?」

「えっ!?」


まさかの僕ーーー!?


……いや、嬉しいよ?嬉しいけど……ほら、……絶対ヤバイよね?


するとマグナさんは上がると僕に「頼むぞ」と言って出ていってしまう。


ここで僕がやらなければここにいる野郎共に……それだけは阻止しなくては!


「ハクさん、僕の前いいですよ!」

「そうか、じゃあ遠慮無く……」


おぉう。……ハクさんの柔らかい背中がダイレクトに当たってる。それと同時に野郎共も嫉妬の目線が……あれ?何か無いね?何でだ?……まあいいや。


「……どうですか?」

「いい感じ……悠は大丈夫か?重くないか?」

「大丈夫です!全然重くないですし!」

「そっか」


そう言うとハクさんは更に後ろへもたれ掛かろうとするがハッと思い出した様に僕にあることを言う。


「悠、よかったらだけど俺達のクランに入らないか?」

「え?」

「もちろんマグナやソフィア達にも伝えて了承している。あとは悠の意思だけだ。」

「……いいんですか?」

「構わないさ。」

「……ッ!お願いしますっ!」

「あぁ、よろしく悠」


僕はいきなりの展開ではあるが『アルティリナ』に入団することとなったのだ。





~~~~~




そして変わってギルド。



僕は今魔術の特性を水晶玉で図っている。肩にはギン、横にはハクさんとディオンさんがいる。後ろにはソフィアさん達が興味深そうに眺めていた。


魔術とは自身の身体に流れる魔力があるのだがそれにはある属性があるのだ。火・水・風・雷・土・氷等がありそれを外部にある空気中の魔力を使わずに使用できるのだ。


そして水晶玉に手を乗せるもその透明な水晶玉は少し光ると徐々に黒くなり始めた。



そして対面に座っていた御婆さんは言う。


「……お主の魔術は……『闇』……じゃな」






……人生摘んでしまったかもしれない。



悠の魔術は『闇』と出ちゃいました。


さぁ、どうなるんでしょ!?





あ、わかってる?



すみませんm(__)m

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