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Chapter of Begine  作者: Tkayuki 冬至
七天龍、緑剛龍ノ章
23/71

鑑定―――ステータス

少し長いと思います。


ミル視点です。

ステータスもあります。




「ここの奥からだよ!」

「神秘的~?」

「何がいる~?」

「行ってみないとわかりませんね」


ハク達は山の麓に辿り着いて聖獣達は中に続く洞窟の奥へと興味を示していた。


ハク達は中に進むと入り口から入る光が徐々に遠退いて闇に包まれてゆく。


「ディオン。」

「あいあいさー!」


ディオンは五つの光の球体を生み出す。

光球(ライトボール)だ。

光球のお陰で闇に包まれそうにならずハク達の視界を明るく照らした。


「何か出そうです!幽霊とか!」

「変な事言わないでくださいよ~!」


ミルは冗談のつもりで言ったのだがソフィアは涙目になりながらハクの袖を摘まんだ。


だが、ミルの言葉が実現してしまう。


「ひゃっ!?な、何ですか、あれは!?」

「ソフィア!?」


ソフィアはハクに大胆にも抱きついたのだ。

ハクも驚きはしたが、ソフィアが抱きついたのだ原因を理解する。

目の前に下半身が消えた人のような者達が近づいていたのだ。


マグナは平然に、ミルとクレハは臨戦態勢になっていた。


「Fランクのゴーストです!」

「これくらいなら俺一人で大丈夫だ。ソフィア、離れていてくれ」


ソフィアは大人しく離れ、ハクはゴーストの前に一人で近づいた。

そして、パンッ!!と両手を叩いたのだ。


ゴースト達は驚いた様にハク達の前から逃げるように消えて行く。


「あれは…?」

「ソフィア様、先程ハク様やったのは基礎的な魔払いですよ。最下級の死霊(アンデット)であるゴーストなら効果は絶大です。ちなみに誰でも出来るんですよ?」


日本人であれば神社に御参りする時にする拍手と同じだ。魔除け、魔払いの効果を持っている。



するとハクは何かを感じ取ったのか動きを止め、ミルの方に睨み付けていた。


「…今、覗いたか?」



~~~~~



私はミル・ガーネットです!


今、超絶ピンチなのです!


実は私の能力の一つに『鑑定』というのがあるのですが、基本的モンスターにしかしなかったのです。


ですが今回、ハクさんが手を叩いた時に大きな魔力を感じ取ってしまい思わず見てしまいました。

…それがこれです。


ーーーーー


名前 ハク・ウェード

性別 男の娘

年齢 14

種族 ハーフ(妖族&人族)


ステータス

体力 S

筋力 SS

耐久 S

俊敏 SS

魔力 B

ーーーーー


…色々と凄いですよね。


まず、性別ですよ!男の娘って何ですか!?いや、男の娘ですけども!


しかもSSなんて初めて見ましたよ!

皆さん勘違いされやすいのですけど一ランクの差は天と地の差があるんです。

Sだけでも熟練者とそう変わりがないのですがSSだなんて…超人と呼ばれてもおかしくないです。


ちなみに私のは…これです。


ーーーーー


名前 ミル・M・ガーネット

性別 女性

年齢 23

種族 ハーフ(魔族×獣族)


ステータス

体力 C

筋力 D

耐久 C

俊敏 B

魔力 S


ーーーーー


見て分かるかと思いますが獣族と魔族のハーフなのです!

地球の人からは魔族=悪という認識されやすいですがこの世界ではそうゆうのは無いのですよ!


この世界は多種族国家しかないのです。一種族だけでこの世界に生きていくには難題過ぎるのです。なので他の種族と一緒に生活することが当たり前なのです。


過去に地球人が人族以外を亜人と発言した為に地球との関係が大きく悪化したことがありました。それは人族も大きく反発したらしいです。

御父様…あ、私のMというのはマモンって意味なんですよね。…魔王の娘なのですよ。ハクさん達には言ってませんが…。魔王と言っても日本で言う天皇的な位置なのです。天王も同じらしいですよ?

その御父様が言っていたのは地球の人族とこの世界の人族は種族的にも違うらしいのです。見た目は髪や目の色だと言うことらしいです。肉体的にも違うと言ってました。詳細はわからないですが…。


そうこう考えているとハクさんが私を睨み付けていました。…怖いです。


「…今、覗いたか?」


…怖いですよ!何か殺気が直に来ますし!

とりあえず、やることは一つです!


「ごめんなさいです!!!」


土下座です!女将から教えて頂いた最後の手段です!これで許してくれるとは思ってません。


ハクさんは軽くため息をしました。


「見てしまったものは仕方がないけど次からは気をつけて」


優しいです、優しいですよハクさん!

ですがこのままでは何なので私のステータスとハクさん自身のステータスを見せる事にしました。

やり方は手を握れば一時的に共有出来るんですよね!


「へぇ…鑑定っていう能力は知ってたけどこんな感じなんだ。」

「あの、私も自分のステータスを見てみたいです!」


ソフィアさんも見たいと言っていたのでてを共有しました。

それにマグナさんやクレハさんも同様でした。なので二人にも共有をしたのです。


ーーーーー


名前 ソフィア・アークライト

性別 女性

年齢 15

種族 人族


ステータス

体力 C

筋力 B

耐久 B

俊敏 A

魔力 S


ーーーーー


ソフィアさんは魔力が極めて多いです。一般人男性のステータスは高くてもD位ですね。


ーーーーー


名前 マグナ・ハーディー

性別 男性

年齢 14

種族 ハーフ(人族×鬼族)


ステータス

体力 S

筋力 SS

耐久 SS

俊敏 A

魔力 A

ーーーーー


マグナさんはハクさんと比べてパワータイプなんですね。…それにしても凄いです!


ーーーーー


名前 クレハ・オーレンス

性別 女性

年齢 18

種族 人族


ステータス

体力 A

筋力 C

耐久 B

俊敏 A

魔力 C


ーーーーー


クレハさんはバランスがいいですね。馬人状態になると俊敏がSになっていました。


「ねぇねぇ!」


声の主を辿ると私の足元にディオンさん達が物欲しそうに私を見ていました。


「どうしたんです?」

「私達もお願いしてもよろしいでしょうか?」

「「「お願い~!」」」


ディオンさん達も共有することでした。

そんなつぶらな瞳でお願いされると断れないじゃないですか!



ーーーーー


名前 ディオン

種族 聖獣(神聖獣)


ステータス

体力 S

筋力 SS

耐久 SS

俊敏 S

魔力 A


ーーーーー


名前 アイズ

種族 聖獣(聖獣)


ステータス

体力 A

筋力 B

耐久 B

俊敏 A

魔力 S


ーーーーー


名前 ヴァリアス

種族 聖獣(神聖獣)


ステータス

体力 A

筋力 S

耐久 A

俊敏 SS

魔力 S


ーーーーー


名前 スィエラ

種族 聖獣(神聖獣)


ステータス

体力 A

筋力 S

耐久 A

俊敏 S

魔力 SS


ーーーーー


さすが聖獣達ですね。

全体的に高いです。

これでわかったことが一つわかりました。


彼等を敵に回してはいけないと。



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