〜この町の商店街〜
ここは横浜の外れ。
はっきり言ったら田舎だ。
この街には1つの商店街がある。
でも、ほとんどの店のシャッターが閉まっている。
俺は 森 達也 〈もり たつや〉。
もうすぐ高校生だ。
俺はこの街で生まれて、育った。
だからこの商店街では沢山の思い出がある。
俺はずっとこの商店街を見てきた。
だからこの状態をどうにかしたいと思っている。
でもなにをしたらいいかわからない。
それが今の大きな壁だ。
今日も1時間に一本の電車で大きい街の高校に向かう。
この駅は利用する人が本当に少ない。
だから商店街もあのような状態なのだ。
ある日 自分の家の近くに引っ越してきたある人がいた。
その人は俺よりも年上で30歳ぐらいに見えた。
高校の帰り道に会うと、こう言われた。
「この町に住んでるのかい?」
僕は
「はい!そうです。」
すると
「私は原山というんだ。よろしく。」
「原山さんですね。僕は森達也と言います。」
と、俺は答えた。
「森くん!あの商店街のことなんだが」
「そうですよねーなんかあの商店街寂しいんですよ
どうにかしたいと考えているんですが、なにをしたらいいのかわからなくて」
と、俺が答えると、
「おーそんなこと考えているのかー君は偉いねー」
と、言われた。
この会話がこれからの商店街を大きく動かすことをまだ俺と原山さんはまだ知らなかった。
この物語は私が地域活性化の活動で実感したことをもとに作りました。