私が詐欺師で彼殺人鬼
2XXX年世界は「犯罪」がとても増えていた。
それはもはや一つの文化として発達するほどに。
ここは矢破羅市。殺人や詐欺などは普通にあるものの他の都市よりは比較的平和な都市。
この話はそこに住む二人の幼馴染の話である――――
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ういーっす!私は双葉咲。なんかすっごい植物っぽい名前だね!まあ植物あんまり興味ないけど!
あ、ごめんごめん。私がなんでこんな自己紹介をしてるのかだって?気分だよ!
まあ普段は言わない本名言ってんだから感謝してよね。
なんで本名言わないのか?ふっふっふ、実は私詐欺師なんだよ!ドンドンパフパフー
え、信じられない?まあそうだろうね。でもけっこう私だって稼いでるのさー。一生遊んで暮らせるほどにはね。ほんと警察って無能だよねー。
あ、ごめん。今8時20分。学校遅れる!というわけで行ってきまーす!
私が通ってる学校は私立紫野学園。犯罪とは無縁なボンボンとかお嬢さんたちが通うとこ。今日はその学園の入学式。まあ内部生の私はあまり関係ないけどね。お!クラスはA組かぁ。
勿論この学園めっちゃ賢い。偏差値軽く70オーバーしてる。
お?わかっちゃったかな?へへん私も結構お金持ちの部類に入るんだよ!しかも天才!
あ、親のだよ?私がやってること絶対秘密だから。私が詐欺師なの知ってるのは1人だけなんだー。
そいつの名前は薩摩海斗。イケメンの幼馴染。リア充だよ。リア充。もてるしハーレム作るしさ。爆発したらいいのに。
しかも私に絡んでくる。やめてー女子に敵対される―。ってかされてるー。
まあ、天は二物を与えずっていうよね。そいつ性格が逝かれてるの。
まあ一言でいうと、ヤンデレ?もちろん表立ってはしてないけどね?私と二人の時だけヤンデレ発動するんだ。で、行き着いた先が殺人鬼。
記念すべき最初の犠牲者は私の両親。最低な両親で、育児放棄はするわ、虐待はするわ、で、怒ったアイツが殺しちゃった。確か小学生の頃だったかな。
まあ私も悪いとこがあったからね。殺人の片棒担がされました。まあ、隠蔽とかしただけだよ?(自称)天才詐欺師の私にかかれば事件を迷宮入りさせるのも容易いことだよー。小学生でもね。
で、今の時間は丁度お昼休みのチャイムなったとこ。
友達で内部生の中野理子ちゃんが話しかけてくるとこだねー。
「ねー咲ちゃん今もう前の入学テストの結果張り出されたよ?見にいこ―?」
この学園では内部生も外部生と同じテストを受けなければならない。その結果が張り出されているのだ。
「そうだね、見に行こうか。あ、ついでに購買寄ろう?」
「いいよー」
上機嫌な理子ちゃんテスト良かったのかな?で、テストの結果はこうだった。
1、双葉咲 900点
2、薩摩海斗 869点
3、赤坂真澄 835点
うん、まあそうだろうね。天才詐欺師の私に勝とうなど100年早いよ。
「咲ちゃんやっぱりすごいねー私なんて56位だよー」
「ううん、ただヤマ勘が当たっただけだよ。でも理子ちゃんも前の92位からだいぶ上がってるじゃない。理子ちゃんもすごいよー。しかも外部生はいってきてるんだよ?」
「咲ちゃん覚えてたの?前の順位。…ありがとう。」
人には言われてほしい言葉やフレーズがある。詐欺でこれ使うと結構うまくいくからね。覚えておかないと。
私がそう思っていると、向こうからイケメンオーラがにじみ出てる私の幼馴染がやってきた。
「うお、また咲に負けたかー。」
「ふふ、ヤマ勘が当たっただけですよ。海斗だって前から点数13点上がってるじゃないですか。今回難しかったんいすごいですよ。」
「お前が言ったら嫌味にしか聞こえねえよ」
うん、だって嫌味で言ってるもん。海斗が私に勝とうなど120年早いんですよ。
「ではそろそろ購買に行くので失礼いたします。」
じゃあ敬語使うの疲れたのでとんずらするね。ばいばいー。
うーん今日の昼なに食べよう?アボカドロールパンはおいしかったけど少なかったし、スイカメロンパンは甘すぎるんだよね。うーん。あ!そういえば購買のおばちゃんが新しいパンが出るって言ってたなぁ。よしそれにしよう。えーと確かトマト醤油チョココロネだったね。楽しみ―。
で、そのパンを食べてたら誰か来た。わぁいかにもお嬢様っぽい縦ロールだぁ。うわぁ性格きつそー。
「ちょっとあなた!双葉咲ですわね?」
「はいそうです。双葉咲ですがあなたは…」
「私は赤坂真澄ですわ!以後お見知りおきを。」
んー赤坂真澄…あ、
「テストで3位だった人ですよね。赤坂真澄さんって。」
「3位って言わないでいただけます?本当は2位なのですから。」
「…はぁ?それはいったいどういうことでしょうか。」
「とぼけないでくださいます?貴女みたいな親のいない平民の女が全教科満点なんてとれるはずがないでしょうに。いったいどんなズルを使ったんですの?」
ああ、僻みか。めんどくさいなあこのタイプ。多分私のこと知らないから外部生だと思うんだけど…
「ズルなど使っておりません。実力ですよ。」
「はぁ?海斗様と話せて調子に乗ってるのでしょう?貧民風情が!」
うわっしかも海斗信者かめんどくささがアップしたよ。しかもさっきの話しかけられたんだし。
「この学園は実力主義です。ズルなどできませんよ。」
「貴方がズルをしたせいで海斗様が2位という結果になったのですよ?その重みが分かっていらして?」
あー視線が集まってくる―助けてー目立ちたくないよー
「いやだから…」
「言い訳は結構ですわ!赤坂グループ時期総帥の名のもとにあなたを断罪いたします!」
あ、ちょっとクラスがざわっとした。たぶん赤坂グループ時期総帥のとこだろうね。赤坂グループ有名だし。
「ちょっと話を…」
「聞きません!あなたみたいな汚らわしい声など聞きたくありませんわ!」
「…」
「黙ってないで何とか言ったらどうなのです!」
「いやそれ、私どうしたらいいの?」
「そんなことも思いつかないなんてやっぱりあなたズルをしたのね!ああ、顔だけじゃなく心も汚らわしいなんて…」
うわー無茶苦茶だぁ。うーん窓の外に海斗が見えるから、ここに突入してこないね。それはよかった―。
ほらー理子ちゃんも引いてるー
「…あのーじゃあ赤坂グループの権力使って私の家つぶしたらいいじゃないですか。」
「ご心配なく!その準備は今着々と進んでおりますわ!」
「…がんばりますわね」
多分私の個人データを見ているんだろう。一応本人の許可がない場合特別な場合を除きそれは犯罪だ。まあ犯罪はいまさらだけどね。まあ私も詐欺師だ。個人データは嘘で真っ赤に染まっている。調べても何も出てこないだろう。
「でも…それって犯罪ですよね?」
まあそこだけ突っ込んでおこう。
「問題ありませんわ。【赤坂グループ時期総帥の命】という特別な場合に入りますから。あなたの学園生活ももう終わりですわね。おーっほほほほほ」
うわぁ今更おーっほほほっていう人いるんだ。…私気になったのそこだけ。別に赤坂グループが警察よりすごいとも思ってないし、私は大丈夫だろう。ん?あ、海斗の取り巻きがここであったこと話してる。この真澄って子も終わりだね。なんまいだぶ。
「おい、お前たちなにをしている。」
おお!海斗が窓の外から一瞬で3階のこの教室まで来た。一寸引くわぁ。
「あ!海斗様!この女がズルをしていたので断罪していたところでしたわ。」
「はぁ?咲がそんなことをするわけがないだろう。第一この学園はズルにとても厳しい。無理に決まってるだろう。」
「し、しかし!この女は全教科満点などというありえない結果を…」
「そうなる可能性はゼロじゃない。しかも咲は天才だ。確か5年ほど前に世界でも1位の頭の良さになるくらいにわな。」
「あ、ちょっといわないでよ。それ秘密なんだから」
「今更だろ。で、これでも咲がズルをしたっていうのか?」
「そ、そんな…嘘よ!そんなの嘘に決まってるわ!海斗様も海斗様よ!そんな女のどこがいいのよ!」
「はあ、もういい。咲行くぞ。」
「わかりました。それでは皆様、御機嫌よう」
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「あーめんどくさかった」
「お前も少しは反論しろ」
「めんどい」
多分海斗は赤坂真澄を殺すだろう。さて私も計画立てますか。
「ありがとう、バカイト」
小さくつぶやいた言葉は高い空へ消えていった。
詐欺師要素はまた違うときに書きます。
あ、海斗視点でいいか。




