名前は
名前を付けるセンスがほしいです
ゾンビに成ってしまった私ですがなんだかんだで生きています、でもなんで生きているんでしょ?、頭に穴開いているのに
穴は髪で隠しています、だってたまに風が吹くとピューピュー鳴って怖いんですもん
この前までは道路を一人で歩いていましたが今ではもう周りは森ばかり
うーん新鮮な空気、美味しいです、じゅるり
あれ本当に一人だったんでしょかよく覚えていません
ゾンビさん・・・・ゾンビお肉様・・・どじ・・・お腹空いた
うーんやっぱり今までは一人だった気がしますが今は違います、なんとも頼もしい仲間が二人?二匹?二体?・・・お腹空きました
「かさかさ」(ごまかしてないか)
「ぐぇぎゃーーーぎぇ」(なんで考えていることわかるんですか???)
「かさかさ」(脳なしの脳みそ食ったからじゃないか)
「ぎゃーぐぇぎゃぐるっるるる」(やっぱり食べたんですね最近頭軽いなと思っていました)
「かさかさ」(ほとんど最初から入っていなかったぞ)
目の前の草木を分けて一生懸命私は探します
「ぐるっるるる」(そんな誰か私の脳みそ脳みーーそ知りませんかーーー)
ゾンビマウスが向こうから丸っこい何かを持って来てくれました、ゾンビマウスは何っていい子でしょ
「ちゅーちゅー」(姉御脳みそは知らないけど腐ったみかんならそこに有ったですぅ)
「かさかさ」(それでも入れとけば)
何を言っているんですかプンプンです腐ったみかんなんか脳みその変わりになるもんですか
でも潤んだ瞳でこっちを見るゾンビマウス・・・かわいいです
「ぐるっるるる」(試してみますか)
「ちゅーちゅー」(やったーですぅうれしいですぅ)
ゾンビマウスも嬉しそうなので腐ったみかんを頭に開いている穴に押し付けて中身を頭に入れてみます
ぎゅーるるるる、目の前が回っています
思わず吐いてしまいました勿体無い
「チューチュー」(姉御大丈夫?)
「かさかさ」(本当にやるとは救いのないアホだな脳なし)
「ぐるっるるぐあ」(うんなんだか頭が冴えます)
なんと知りませんでした脳みその変わりに腐ったみかんで代用ができるなんて
「かさかさ」(元から何にもないから腐ったみかんでも問題ないようだな)
「チューチュー」(姉御すごい)
えっへん・・・ゴンッ
頭を後ろに反らしたら思わず後ろの木に頭をぶつけてしまいました、頭取れていませんか
「かさかさ」(頭良くなったんなら今の状態の説明をしてみろ)
「ぐるっるるる」(・・・・迷子です)
「かさかさ」(どうして一本道を見違えられる)
「ぐるっるるる」(それは・・・・なんで?)
「かさかさ」(よし、頭ごと食うか)
「ぐるっるるる」(ごめーんなーさいお願いですから食べないで)
そもそもの原因は名前である
このゴキブリゾンビが私のことをお前お前って言うから私にもちゃんとした名前ありますって怒鳴ったのが始まりでした
あれ?本当に私の名前なんですか?うーん思い出せない
「かさかさ」(怒りに任せて進んだ先が道路ではなくなるって目付いているのかよ)
「ぎぅーぐるっるるる」(うーん怒らないでください、ちゃんと目ありますよ少し腐っていますけど)
「かさかさ」(この脳なーし)
「ぐるっるるるぎゃー・・・ぎゅでぐぇぇぇ」(えっナーシンって言いました・・・いい名前ですね良し決めました、私の名前はナーシンです)
「かさかさ」(・・・脳なしにはちょうどいい名だな)
「チューチュー」(姉御うちにも名前ほしいですぅ)
うーんそうですね、ゾンビでネズミ・・・
「ぐるっるるる」(ミッ○ー○ウスはどうですか)
「ちゅーちゅー」(それは怒られるぽぃですぅ)
「ぎゃぎゃー」(ではネズチュはどうですか)
「ちゅーちゅー」(それがいいですぅ)
「ぐるっるるる」(あなたはゴッキンでいい?)
私はゴキブリゾンビにも名前を付けてあげることにしました
「かさかさ」(はぁなんだよその名前)
ネズチュが手を上げて喜んでいます、ゴッキンもプンプン怒っていますが顔は満更ではなさそうです
私もとっても嬉しいです
嬉しさのあまりスキップしてしまいます、でも足からゴキゴキ音がするのは気のせいでしょうか?
目の草木を抜けるとなんと目の前にお城が建っているではないですか
私はドヤ顔でゴッキンを見ました
「チューチュー」(姉御すごいですぅ、ここならご飯あるですぅ)
そうですねと笑顔で答えた私はドアに手を掛けて未知なる冒険の扉を開くのです
「かさかさ」(やっているのは泥棒と一緒だけどな)
うんなんか言いました?
感想などいただけると踊るほど喜びます