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王子  作者: KMY
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第04話 第1節「長いトンネルを抜けると殴られた」4

「こ、これは・・・?」

 二人を囲んでいたたくさんの倒れていた人々が少しずつ起き上がり、輪の中心を見る。そこに一人の見知らぬ少年の姿を認めた一人のマントをした男が、立ち上がりその男の子のほうへ歩み寄る。

「ち、近づくな!」

治は後すさりをするが、その男の人は治の方へ近づく。

「私は、ラルノス・レファキング・ド・モルデスと申します。あなたは?」

いきなり名前を尋ねられ、治は困憊する。

「あ、あのさ、ここはどこなんだよ?」

「モルデス王国です。」

「モルデスって・・・聞いた事ありませんか、」

「何をご冗談を・・・かつての世界統一国ではありませんか。」

「だからモルデスって何ですか。ここはアフリカ?アメリカ?アマゾン?それとも、」

「そのような地名は聞いた事はありません。」

「はい?アメリカですよ、アメリカ・・・。」

 モルデス45世はしばらく考え、近くにいる側近に言った。

「ショックによる記憶喪失の可能性がある。医者に見てもらえ。」

「ちょっと、それ以前にする事があるでしょう?」

と、ハルスはモルデス45に怒鳴る。

「何だ?」

「やり直してください!」

「何を?」

「召喚を。」

ハルスがそう言うが、モルデス45世は首を横に振る。

「無理だ。」

「そこをなんとか。」

「だめだ。ハルスの気持ちは分かるが掟は掟だ。1年我慢しなさい。」

「そんな・・・。」

かわいい少女がうつむいているのを見て、数人の男に引っ張られて抗っている治は、これが親子の拮抗なのかとひどく感心した。

「来い!」

と、数人の男に何回も怒鳴られ、治は、

「離せ!」

と、何回も抗う。

「待ちなさい。」

ハルスがそう言い、治の方へ歩み寄り、治の顔を一目見る。

「あんた・・・、よくも・・・、」

そのハルスの顔は、激怒していた。

「だからさ、俺の所為じゃねえよ。」

治がそっぽを向いてぼそっと言う。しかしハルスは治の股間を強くけり上げる。

「死ね。」

その一言と共に、治は気絶する。


「はっ・・・ここは!?」

 治は眼を覚ますなり起き上がる。まわりには黄金の装飾が施された壁、そして右には肖像画、左には風景画、正面にはドア、後ろには窓があった。治はこの部屋で、窓際のベットに座っていた。治は立ち上がる。やわらかいじゅうたんにふわっと治の足が乗る。

 はっとして前を向くと、ドアが開いているのに気付いた。そこに立っていたのは、先ほどの少女、ハルスであった。

「気付いたみたいね。」

「ここはどこなんだよ?」

治が言うが、ハルスはそれを無視して、ドアの傍らにかけてあった棍棒を握ると、ドアを閉め、治の方へ歩み寄る。

「な、何だよ、近寄るなよ、」

治が言うが、ハルスはその棍棒を振り上げる。

「な、な、なんだよ?」

「問答無用。」

と、ハルスは棍棒を振り下ろす。棍棒は治の頭に命中する。

「あたたっ、」

治は頭を抑える。

「いきなり何だよ?」

治はそう言うが、ハルスは次いて第二の殴棒を振り下ろす。

「い、い、で、で、でぇ、」

治は慌てて手を下に引っ込める。しかしハルスは治に棍棒を突き付ける。

「エロ。あたしに会いたいからのこのこ現れたのね。」

「ち、違、俺はエロじゃ、」

しかしハルスはさらに兇刃を治に殴りつける。

「エロ。ウサイ。死ね。あんたさえいなければ、」

「いてえよ、」

と治はくるりとドアの方へ退る。しかしハルスはさらに治の方へ近づく。

「エロ。」

「誰がお前に触ったんだよ?」

「あんだがのこのこ召喚されたんじゃないの。」

と、ハルスはさらに治を棍棒で殴る。治はだまらずドアを開け部屋から逃げ込む。

「あ、待ちなさい!あんたが死ねばもう一回召喚できるんだから、」

とハルスはその後を追う。


 かろうしてハルスをまいた治は、さてこれからどうするかと城内の廊下を歩いていた。すると前から白髪の人が来るのに気付いた。治は慌てて向きを変え退らんとするが、後ろから声をかけられる。

「日本の?」

「えっ?」

突然日本といわれた治は、びっくりして再度老爺の方を振り向く。

「・・・・・・なつかしい。」

と、その老人は涙を流す。

「大丈夫ですか?」

と、治はその老人をあやす。

「だ、大丈夫じゃよ・・・、」

と、その老人は涙にまみれて答えた。

「君は零時治かね?」

「はい。」

「わたしは長谷川健治だ・・・、玲子には会っているかね?私の孫だ。」

「えっ、あの長谷川さんにおじいさんがいたんですか?玲子には死んだと言われていたんですか・・・。」

治がそう尋ねると、老人は首を振る。

「私が知っている限りのことを全て話そうか・・・。」

次から第2節に入ります。


早速ですが前作の居候で酷評が来ました。

これを真摯に受け止め、もっと酷評が来るように

もっと読みにくい文章を書いていく所存でございます。

とんとん酷評をくださいなw

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