第27話 第6節「白馬の変態様」3
ハルスとザファロは、対峙していた。
「言っておくが、私は剣術に長けているのでね。」
ザファロが、少し怯み顔をして言った。しかしハルスは一蹴する。
「あんた、ウィルソン王子を殺したと言ってたね?」
「ああ、それが何か?」
「そのウィルソン王子は、あたしの婚約者だった・・・。」
「えっ!?」
それを聞き、ザファロは後悔した。ハルスは更に続ける。
「あんたを殺したら、仇撃ちが出来るのよ!」
そう強く言いながらも、自分の感情が猛っていない事に気付いたハルスは、声の大きさでそれを紛らす。
「とりあえず、あんたを今ここで殺す!」
「どうやって?」
ザファロは哂笑した。
「大きな魔法を使った直後はそれほど強い魔法は使えないはず。」
「それはなぜ?」
ハルスは問いかける。
「精神を消費するからさ。」
ザファロは答えた。
「そう、」
とハルスは再び一蹴する。
「それじゃ、あたしがちょっと休まないと同じような爆発が起きないって?」
「そうだ。」
「言っておくけれと、あたしがさっき言った呪文は何だと思う?」
「さあ・・・?直接的に爆発を誘うような呪文など・・・。」
考え出したザファロに、ハルスは杖を構え、相手が嫌でも呪文がはっきり聞き取れるよう、強く言い放った。
「フライ」
再度その場には大きな閃光が走り、今度は牢屋の建物の土台が崩れたとみえて、建物は北と南に大きく二つに割れた。ハルスとザファロのいるその場所は、露天の場と化した。
「ああ、ああ・・・。」
ザファロは顔を真っ青にする。なるほど、一般的な魔法では精神は殆ど消費しない。況して失敗して爆発が起きるのを利用していたなど・・・。
「フライの魔法で、こ、こんな・・・。」
「失敗もいろんな方面から見ると、決して失敗じゃないのね。」
ハルスがそう言い、ザファロの方へ一歩、一歩、歩み寄る。
「ひぃ、近寄るな!」
ザファロは退る。
「逃げたら殺す。逃げなくでも殺す。」
そう言いながら近寄ってきているハルスの顔は、目の前にあるもの全てを打擲殺しせんとする勢いで、後ろに大きな髑髏が見えた。
進むに非ず、逃げるも非ず。ザファロは、ついにその場にへたりこんだ。
この爆発を見ていたのは、ハルスとザファロの二人のみではなかった。建物で勤しんでいた人々、そして牢に繋がれていた人々も、その殆どが建物から這い出た。
そして、城を荒らしていた治の軍勢の兵士達も、その場へ集まった。1万を越える人々が取り巻いている大きな円の中心には、仰向けになったザファロの腹に足を乗せているハルスがいた。
「ハルス?」
治は呆然として、少女にこうとしか声をかけられなかった。ハルスも、治がここを見ているのに気付き、頬を赤らめて怒鳴る。
「帰れ。」
それから治に杖を構える。
「あ、謝りなよ・・・、」
真っ青になっているザファロは、あるだけの声を絞り出して治に言う。
「待て、待て!」
人々をかき分け、一人の男が急いでこちらへ走ってきた。
「ん?」
円の中心にいるハルスがそれに気付くのが、少々遅すぎた。ハルスがその男の存在を認めるなり、男がさっとハルスの背中に廻り、首にナイフの刃を近づける。
「あんたは・・・?」
治がその男に尋ねる。
「ギルモだよ、」
その男は、諦めを含めた笑いで答える。
「反乱は俺の負けだ。認めるよ。でもな・・・、」
と、ギルモは、首にナイフをつき付けられ、機で杖を落とし、真っ青になったハルスの顔を、円に囲んでいる人々の全員に見せんと、ハルスの体を背中から抱いて位置はそのままに足を回して一回りし、治の目の前で止まった。
「治とかいったな?」
ギルモは、蒼白な顔で、治に言う。
「ああ。」
治は答える。
「お前のヒロインを殺して、俺も死ぬ!」
ギルモは、朗らかに笑いながらこう言い放った。兵士達は、ざわめいた。治は、唇を噛み、そしてギルモに怒鳴った。
「ハルスは関係ない!」
まだ物語の途中なのに評価が2つも来ました。
感想じゃなくて評価なんです。
物語の途中なのに評価なんです。
これは絶対
「今まで我慢して読んでいたけれと
これ以上は我慢できないよ。
吐き気がする。トラウマ?アレルギー?
これ以上読むなと親に言われたし・・・。
評価?うーむ・・・とりあえず適当に書いてごまかそう」
とか考えているに決まっています。
小説連載中の評価ができないようにして欲しいのですが
絶対無理でしょうね。
管理者さんは多忙で迷惑がかかりますし。
感想でお願いします。というか命令みたいでごめんなさい。




