観測のはじまり
恋愛小説を読んでみてこういう展開があったらおもろいなーと思うのでプロローグだけ書いてみます
モノは小さくなるほど正確に捉えることができなくなるらしい。
僕が遠くから小さく見える彼女を見つめるとき
ふと、そんなことを考えていた。
春休みが終わった
クラス替えが行われたものの、
あまり生徒数が多い学校ではないため大半が知り合い同士であり、気まずい雰囲気はなく、
逆に和気あいあいとしている。
あるグループは来月に迫った体育祭の話までもしている。
自分の左斜め後ろの席が騒がしい
キンキンとした声が耳に響く
普通のありふれた会話をしているだけなのにどうして叫ぶのだろう
憤りを感じるほどでは無いがひとりの時間を過ごしたい僕には煩わしかった。
チャイムが鳴り先生が教室に入ってくる。
このクラスの生徒は意外にもまじめらしい
先生が来ると同時に静かになり、着席する。
委員長が決まっていないため、先生に合図され
出席番号1の生徒が号令をかける。
起立、礼、着席
「春休みはどうだった?先生は…」
先生が話し始めるも聞くのが面倒だったため先程まで読んでいた本を目を閉じて反芻することにした。
15分ほどそうしていると最後に受験生の心得を語っている
勉強以外のことに現を抜かすような奴は受験に失敗し、ほかの受験生の足を引っ張るクズ、らしい
多少過激な論に聞こえるが(もちろんこのまま先生が言ったわけではない)僕はこの論に概ね賛成である。
僕は何かを成し遂げたいとき、何かを捧げなくてはならないという信条の下生きている
小学生のころ好きだったサッカー教室を辞めたのも
中学生のころみんながしていたゲームをしなかったのも
才能のない自分には"時間"と"楽しさ"を犠牲にしなければ夢なんて叶うわけがないと信じている
夢を大声で語るようなやつらもいたが
そいつには夢以外にも部活、ゲーム、友達、恋人…手放せないものをたくさん持っていた
それらがいらないとは言わないが
そいつらは手放せないものによって引きずり込まれるかのようにことごとく落ちていった。
先生が話すことと僕の考えは多分同じだ
見下すような真似はしたくはない
しかし、どうしてもそれらが夢の前には陳腐なものにしか見えず、
しかも、そんなものに執着し落ちていくやつらを見ると、ため息が出てしまう
お前の夢はそんなものなのか と
とりとめもないことを考えても仕方ないのでまた目を閉じようとしたが
「じゃあ年間の予定表配るから、後ろに回してけー」
先生が予定表をくばり始めた
前の席からプリントを渡され、1枚とり、
人数分には少ないように感じたので
後ろを振り返って足りているか確かめようとした。
真後ろを向く前に、一瞬目が合った。
目が合っただけ、いや僕と相手の視線が重なっただけだ
なんてこともない
プリントが人数分あることを確認しプリントを手渡す。
前を向き、予定表を確認すると1、2年で行った行事ばかりで目新しいものはない
受験のために10月からカリキュラムが変更になることや自由登校期間が2月からあることくらいだ。
この感じなら真面目に聞かなくてもいいだろう
読んでいた本は難しいのでよく考えないと分からない
邪魔な声もするが、自分の世界に集中するため、目を閉じた。
誤字脱字意味がわからないところがあると思いますがすみません(;_;)
私の高校時代恋愛がしたい!!という気持ちから誕生しました。
ここまで読んでくれた人がいたら幸いです。
ありがとう




