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数百文字の物語

クラス全員、可愛い『あの子』を好きになってしまいました!

「おはよう、はなちゃん」

「おはよう」

「おはよ〜」


 朝。今日もこのクラスはある一人の女の子にメロメロだ。誰しも必ず彼女に挨拶する。活発なあいつも、大人しいあの子も。そしてもちろんこのオレも。


 老若男女問わず惚れさせてしまう魅力が彼女にはあるのだ。

 まず、目。丸っこくてきらきらと光を映すその瞳は無邪気でとても愛らしい。そして手。小さな手は思わずそっと掴みたくなる可愛らしさ! それから食べる姿も可愛い。何をしていても可愛い。授業中寝ていようが誰も文句を言わない。寝顔、最強。

 ご飯も水も全てオレ達が用意して、どうぞこき使ってくださいの気持ちで接している。むしろ使ってくれてありがたい。彼女がいるだけで空間が浄化されてる気がする。癒しパワーが放たれてる気がする。いや、絶対放たれてる。

 ふわふわボディも最高だし、いい匂いがする。授業中後ろを向くと偶に彼女が見えて幸せ。


「はなちゃん、今日も可愛いねぇ……」


 にやけ顔の猫なで声で気持ち悪くて申し訳ないが、あらがえると思うか? この最強の生物、ハムスターに。


「ぐあぁっ!」


 あぁ、キュートアグレッションが……。


「はなちゃぁん、なんでそんな可愛いの……」

「お前重症だよな」


 通りがかった友達に言われた。


「うるせー、可愛いだろうが」

「可愛いけど。……やだね、はなちゃん。この人ちょっと気持ち悪いねぇ」

「お前もそうだよ」


 親しい人の猫なで声ほど、むず痒いものってない気がする。

 でもそんなこと言ってもオレもメロメロしてたからな。メロメロするからな。お互い様だ。


「あ〜可愛いね。可愛いねぇ、はなちゃん」


 そうして今日もオレ達は、はなちゃんを目に映して癒されるのだった……。





読んでくださりありがとうございます。詐欺みたいになってしまってすみません。


皆さんハムちゃんは好きですか?

いといは好きです。昔ハムちゃんを飼っていて、晩年よく手の平で寝てくれていました。とても可愛かったです(´꒳`)

小動物に限らず、なんで可愛いものってあんなに可愛いんでしょうね……。

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