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朝、久しぶり早く起きた。そのために珍しく深酒もやめた。身体まだ鈍っているが、それでも十分。相手はただの子供なのだ。
「来たか」
「エリク!」
予定の場所で待っていれば前から元気にかけてくる少女。
「これをやる」
「わっ、これ」
「練習用の模造刀だ。重いか?」
「う、ううん。大丈夫」
「ここで嘘を言うなよ、それはお前の命守るものだからな」
「わかった。でも大丈夫!」
模造刀をブンブンと軽々と振る彼女にエリクは笑った。やはり血は贖えないか。すこし昔を思い出す。
朝、久しぶり早く起きた。そのために珍しく深酒もやめた。身体まだ鈍っているが、それでも十分。相手はただの子供なのだ。
「来たか」
「エリク!」
予定の場所で待っていれば前から元気にかけてくる少女。
「これをやる」
「わっ、これ」
「練習用の模造刀だ。重いか?」
「う、ううん。大丈夫」
「ここで嘘を言うなよ、それはお前の命守るものだからな」
「わかった。でも大丈夫!」
模造刀をブンブンと軽々と振る彼女にエリクは笑った。やはり血は贖えないか。すこし昔を思い出す。
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