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第四話

お父様から『学園』へ行くように言われて5ヶ月。残り2週間ほどで『学園』へ向かう予定だ。


あれからお兄様はお父様に領地経営の勉強も始まり、立ち会い訓練は減った。


私自身は魔法のお浚いから剣の鍛錬。そして自身の本当の剣技を磨きあげた。



そして今日、兄との最後の立ち会いとなった。




「今日が最後の鍛錬だ。今日は治癒術師を呼び魔法薬も用意してある。毒であろうが身体の欠損だろうが治せるよう万全を期している。スノウ、お前の全力をもってかかってこい!」

「はい、お兄様」


お兄様が鈴を投げる。鈴が地面に落ちた瞬間チリンと静かな音が響いた。



「『身体強化・ダブルアクセル』」

「『火魔法・炎帝の重鎧』」


お兄様は火魔法の武器を作る魔法を選択。迂闊に斬りこめば剣が溶けて無くなるだろう。剣にも火の属性が宿るから長くは切結ぶことができない。


対して私は二段階の身体強化で様子見だ。

だが、これでは剣による攻撃は効果なしか。


仕方なく水のシンボルを描き、押し出す。

「『水魔法・水流波』」


そして蒸気に紛れて移動し強力な水魔法を放つ。水のシンボル、動作は弓。

「『水魔法・水龍弾』」



「おあぁぁぁぁ!」

熱には耐性が出来たのだろうが水にはそうでもないのだろう。お兄様が呻きながらこちらに向かってくる。


水のシンボル、動作は付与。

「『穿水刃』」


身体強化も合わせて高速で突きを放つ。一息に5連撃を放てるようになるには苦労した。



「『火魔法・流火!』」

お兄様も魔法を放ってくるが、大きく飛び上がることで回避する。



きちんと全力を出したほうが良さそうだ。

無属性・身体強化、雷魔法・紫電撃。複合魔法。

「『創作魔法(オリジナル)・紫電一閃』」

丁度炎帝の重鎧が解けたお兄様に直撃し、倒れ付した。


私は急いで魔法薬を取りに行くのだった。

スノウと兄の間にはかなりの差があります。兄も弱くはないけど、スノウがやばいのです。後半は魔法でフルボッコでしたが、剣が通じないから魔法を使っただけで魔法使いってわけじゃありません。

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