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第三話

今は秋。春になったら『学園』に行くのなら、準備も含めれば鍛錬に当てられる時間は実質5ヶ月ほどか。


兄との立ち会いはこれまでより増えるだろうか?

それとも領地の経営などの勉強が始まり、減るのだろうか?



なんにせよ、今は出来ることをやっていくしかない。



再び鍛錬用の剣を持って鍛錬場へやってきた。

兄との立ち会いでは使わなかった魔法についてお浚いしておこうと思ったからだ。



魔法は円の中にシンボルを描き、魔法陣を作ることから始まる。

その魔法陣を、私の場合は動作をもって行使する種類を変える。


例えば円の中に正三角形を描いて前に押し出せば魔法の火が吹き出る。

また、より威力や速度を上げたい場合には魔法陣を握り反対の手と合わせ弓矢の形を作るなどもする。

武器に魔法の性質を纏わせることもできる。武器に魔法陣を押しつければ良い。



魔法書によると、

火のシンボルは正三角形。

水は円の中に円で二重円。

雷はジグザグに円を割る。

風は螺旋型に円を割る。

地は四角形。

光は円を十字に切る。

闇は円を塗りつぶす。


とある。だがこれに該当しない属性もあるらしく、あくまでも術者のイメージが専攻されるようだ。


属性を持たないものは無属性と呼ばれ、身体強化などがこれに当たる。無属性魔法は円のみで魔法行使が可能。



私が好んで使うのは火と水、雷だ。だから魔法陣も描き慣れていて行使も早い。



私がこれから練習するのは複数同時行使の最大量を増やすこと。これは地道に練習すればするほど、少しずつだが早さ・正確さが増していく。



現在の私の最大複数行使は早さを考えなければ10前後。実戦で剣を使い、動きながらならば3〜5が良いところだ。


『学園』ならばもっとすごい人がいるかもしれない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 属性の幾何学模様の説明にワクワクします!
[良い点] ツイッターの小説を読むタグより参りました! 一話が確かに短めだったので、5部分まで拝読しました。 魔法剣士、かっこいいですね! これから学園で活躍するのが楽しみです!
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