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第十四話
だん!とテーブルを叩きながら立ち上がる男子生徒。
なんともマナーのなってない姿ですこと・・・・・。
そんな思いが視線に乗って伝わったのか、こちらをにらみつけていた。
「こっちが大人しくしれいればベラベラとしゃべりやがって!何様のつもりだ!」
「学園では身分の貴賤は問わないのではありませんの?そのように私は伺っておりますが?」
「お前らこそ!さては卑しい身分だな!こっちはボクサ子爵家次男とサリバ伯爵家三男、更にギア伯爵家嫡男だぞ!」
うーん、まぁ名乗られた以上は名乗らねばなりませんか。
「ロゼリア辺境伯家長女です」
「が、ガーベラ伯爵家次女ですぅ」
「ヤマト国大公。こちらでは公爵というのですのね。カグラザカ公爵家後継筆頭ですの」
「なっ!?」
「くっ・・・・うそだ!」
「そ、そうだ!名に違わぬか武で示せ!」
あらあら、これは・・・・・決闘を申し込まれてしまいました。