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第十二話

「ごきげんよう、スノウ様」

こちらに気づいたミコト様が挨拶をしてくれた。


ミコト様のテーブルに近づきこちらも挨拶をする。

「ごきげんよう、ミコト様。そちらの方はご友人ですか?」


ミルクティー色の髪を肩口で揃え眼鏡をかけている少女に話を向ける。


「お、お初におめにかかりましゅ!」

噛んだ。


痛かったのだろう。目に涙を浮かべながら、挨拶を続ける。

「・・・・失礼いたしました。ガーベラ伯爵家のリズベットと申します。以後お見知りおきください」


ガーベラ伯爵家!魔法の大家だ。現在使われている魔法を分かりやすく編纂したのがガーベラ家の始祖だと聞いたことがある。


その功績からガーベラ家は爵位を賜り、今日も魔法の研究と実戦における実力により今では伯爵位になったそうだ。


「ガーベラ伯爵家の方でしたのね。失礼致しました。私はロゼリア辺境伯家のスノウと申します。こちらこそお見知りおきくださいませ」


「あのロゼリア辺境伯様ですか!?剣にも魔法にも通じ、あらゆる武名を得たというあの!・・・・・・あ」


「そこまでの武名があるかはわかりませんが、確かにロゼリア辺境伯の者です」


「重ねて失礼致しました。その、私の家では魔法ばかりですので、剣にのみ通じている方にはあまり良いイメージを持たれず・・・そこへロゼリア様は魔法にも剣にも通じて国防の要を担ってらっしゃいますから、その、憧れと言いますでしょうか」


ロゼリア辺境伯家の意外な評価ですね。確かに辺境を護る程度には妖魔の討伐数は多いかもしれませんが・・・・。


「ガーベラ伯爵様。よろしければ、私のことはスノウとお呼びいただけますか?魔法についても少しご教授いただければ・・・・」

「わ、私のこともリズベットとお呼びください!魔法についてもお任せください。現代魔法については大抵の教本の内容を網羅しておりますので!」


「あらあら、なんだか私のことが流されているようで悲しいですわ。私のこともミコトとお呼びくださいね、リズベット様」

「失礼致しましたカグ・・・・ミコト様!」

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