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【ココロ医院】
とある町の町はずれに小さな病院があった。
その病院の名は「ココロ医院」。
その病院の主人「市ヶ谷」は今日またゆっくりのんびりと
していた。
「んーー、やっぱコーヒーはカフェオレに限るなぁ。」
カランコロン
少々風変わりな音が病院内に響く。
「どうやら患者が来たようだね。」
市ヶ谷は素早くイスから立ち上がると、白衣を着て玄関に足を進めた。
ガチャ
「いらっしゃい。ココロ医院へようこそ。
貴方の病気は何でしょうか?」
普通患者にそんな事は聞かないだろう。
しかし、彼の患者は全て特殊な患者である。
その為自覚している人が多い。
さて、今日も一人この男の元に不思議な患者が訪れる。