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北朝鮮、韓国と標準時統一 従来より30分早まる
北朝鮮は5日、標準時間を30分早め、韓国の標準時に統一した。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、朝鮮半島を南北に分断する軍事境界線上の板門店で韓国の文在寅大統領と会談した際、標準時の統一を約束していた。
卓球世界選手権団体戦で、南北合同の統一コリアが結成された際、合同で練習メニューをこなす時に、約束時間に北朝鮮選手が現れないなど、関係者間で問題が懸念されていた。今回の日本戦敗退の一因だと語る選手もいる。今後各種スポーツで大会途中に南北合同チームが結成される場合でも、このような問題が起こらなくなり、関係者は安堵している。
今回の標準時変更により、ソウル、平壌、東京の間では時差がなくなった。日本に合わせるのはけしからんという意見もあったが、標準時変更の際に韓国国内での交通機関の乱れが懸念され、2015年に標準時間変更の経験がある北朝鮮側が合わせることになった。
今後、今回の措置の見返りとして、北側が南側に主体暦の使用を求める可能性もある。