新元号公表日 政府内で調整へ
来年5月ごろの改元を前に、新元号について、政府内で公表日を調整中だ。
自民党内保守派は、天皇1代に元号一つを定める「一世一元」を重んじ、「あくまで新元号は新天皇が公表すべきだ」という姿勢を崩さない。
しかし、新天皇が来年5月に新元号を公表する場合、国民生活への影響を考慮すると、改元は半年後の来年11月になってしまうという。そうすると場合によっては、年の変わり目の「2020年1月改元でいいんじゃね?」という雰囲気になってしまい、更には「2021年1月から新元号になれば、元号と西暦の下1桁が合って便利じゃね?」という雰囲気になってしまい、「一世一元」を重んじる自民党内保守派から怒られてしまう可能性が高い。
政府内で検討されていた案は、とりあえず来年5月以降については「新元号(仮)」という元号を使い、新しい元号が正式に来年5月に公表されたら、なんとなくスムーズにシームレスに正式な新元号に移行し、保守派の怒りをかわそうというものだった。しかしこの案では、一時的とは言え、「新元号(仮)」という、カッコを含むと6文字にも及ぶ長大な元号を使用することになってしまうということで、取り下げられた。
そこで、現在政府内で検討されている有力な案は、新元号を公表する日を公表する日を公表する日を公表する、という、多段階に及ぶ公表計画だ。このようにすることで、本当にいつ新元号を公表するのかがわからなくなり、保守派の動きを牽制することができるという。