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不定期刊 空想民報  作者: 空想民報主筆
22/25

鯨の数え方論争終結へ

 (くじら)をどう数えるか、以前から論争になっているが、昨日27日に廃屋から発見されたレコード(樹脂製の円盤型音声記録媒体)により、この論争が終結する見込みだ。


 以前から、鯨は「1匹、2匹、・・・」と数えるか「1トン、2トン、・・・」と数えるかが大きな論争となってきた。また、鯨を神と崇めるシーシェパードなどの団体は、「ひとはしら、ふたはしら、みはしら、・・・」と数えているが、ごく少数派だ。


 ところが、昨日廃屋から40年以上前のレコードが発見された。レコードはかなり傷ついていたが、コンピューター解析によりレコードの内容が明らかになった。


 レコードの内容は「いっぽんでもニンジン」で始まる数え歌らしいことがわかった。その内容は一部雑音が混ざっていたが、次の内容が聞き取れた。


・・・

7匹でもハチ公

8トンでもクジラ

9点でもジュース

・・・


 これにより、商業捕鯨をしていた時期の数え方が「トン」であったことが裏付けられた。


 政府高官によると、来年7月に再開される商業捕鯨を前に、文科省と水産庁で協議して正式に「トン」に決定する予定だ。

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