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不定期刊 空想民報  作者: 空想民報主筆
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水道民営化 水野家の未来

 現在、水道の民営化が議論されている。民営化されたらどんな未来が待っているだろうか。どこにでもある一家、(みず)()家の未来・・・


202X年の或る日――


水野(みず)()「ありゃっ、蛇口から赤い水が出てきたぞ。・・・こんなことになるなら、水道民営化は阻止しておくべきだったな」


水野(みず)()「あれっ、知らなかったの? 今日は水道からトマトジュースが出てくる日なのよ」


水野水夫「そうだったのか。それは便利だな。わざわざトマトジュースを買いに行かなくても、家に居ながらにして飲めるものな。やっぱり民間は発想が柔軟でいいなあ」



翌日――


水野水夫「ありゃっ、蛇口から水が出ないぞ。・・・こんなことになるなら、水道民営化は阻止しておくべきだったな」


水野水子「あれっ、知らなかったの? 今日は水道から『ばか者には見えない水』が出てくる日なのよ」


水野水夫「そうだったのか。それは便利だな。わざわざ外に出かけなくても、家に居ながらにして自分がばかであることがわかるものな。・・・と思っていたら水が出てきた。よかったぁ」


水野水子(独り言)「本当に出てきたのかよ」

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