職業選択にて
6話目です!
ついに、「店主」の登場です!
そんなこんなで教えられた道を行くとそこには真っ白い建物があった
おそらく、ここが教会なのだろうと思いつつも確信が持てず周囲をうろうろしていると建物の中から
シスター服を着た年配の女性が出てきた
しめた!と思い話しかける
「ここの方ですか?」
「いいや、ただの通りすがりの一般人じゃよ。」
いや、その服着てそれ言うか?
「そ、そうですか。じゃあ、ここって教会ですよね?」
「あぁ、中にシスターがいるじゃろう。」
あんたも、シスターだよね!
「あっ、ありがとうございます。」
「いいや、それじゃあのぅ。」
会話を終えて教会に入ろうとする
あの人、絶対シスターだよね。などと考えていると
声をかけられた
「そこのあなた、ご要件は?」
「私か?」
「はい。」
「職業の変更をしたいのだけれど。」
「1回、銀貨20枚です。」
そう言われたので20枚の銀貨をアイテムボックスから出してシスターに渡す
すると、シスターは驚きを顔に浮かべた
「驚きました、こんなにあっさりとこんな大金を出すなんて、もしかしてお嬢様なんですか?
まあ、とりあえずついてきてください。」
そう言って連れてこられたのは中央に台に乗せられた水晶がある小さな小部屋だった
心なしか水晶が少し光っているように見える
「あの水晶に手を置いたら選択可能な職業が見えますよ。」
指さされた先の水晶に手を置く
すると、目の前に薄い青いウィンドウが現れた
「うわぁっ!」
突然のことに驚いているとシスターは察したように言った
「そのウィンドウは他人には見えませんのでご心配なさらず。」
その声を聞きつつライラは表示されたウィンドウを見た
選択可能な職業
勇者
全ての悪を討ち滅ぼすもの
人々の希望になる
偉業を成すことのできるかもしれなもの
魔王に倒されるかもしれない
魔王
全ての悪を統べるもの
人々から恐れられる
世界の頂点に立てるかもしれない
勇者に倒されるかもしれない
店主
人に安らぎを与えられるかもしれないもの
色々な人から親しまれるかもしれない
は?ナニコレ?いや、勇者とかありえないでしょ、っていうか
王国で勇者召喚あったじゃん。それに何?魔王って、明らかに勇者に殺されるよね!
なんなのもう・・・・ふざけているの?
あとは・・・・・・「店主」?えっ、これって「テンシュ」でいいんだよね?
なんかこう・・・・・・しょぼいね。「与えられるかもしれない」とか「親しまれるかもしれない」とかさ。
別にいいんだけどさ、「店主」が一番平凡だし、これにするか。
「決まりました。ありがとうございました。」
「いえいえ、ではお気をつけて。」
お礼をを言って外に出る
職が決まってホクホクしているライラは、急ぎ足でギルドに向かうのであった
誤字・脱字があればできるだけ直します。
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