時計
ちょっと、不思議で、不気味ですが、世界に入っていただくと嬉しいです。
公園で山をつくる。
山の向こうに、男の子がいる。
山に、穴を開けて、男の子の手とぶつかった。
「みーつけた!」
男の子はこっちを見て、にっこり笑った。
砂だらけの手を、洗うために、水道へ向かう。
男の子は早く早くと、手を招く。
冷たい水に手を入れて、急いで洗った。
手をハンカチで拭いた。
男の子は、服で拭こうとしていた。
ハンカチを渡すと、喜んで拭いた。
男の子は、指を指して喜んだ。
その先に、小さな子猫がいる。
走って子猫を捕まえようと、道路へ飛び出た。
すると、右にトラック。
倒れたからだが見える。
男の子が指を指して喜んだ。
その先には子猫がいる。
走って子猫を捕まえようとした。
男の子は腕を持つ。
男の子は、反対の道に走り出す。
すると、灰色の布が見える。
そのとたんに、ガランガランとなって、
何かに刺さった自分が見える。
男の子は腕を持ってどこかへ走り出す。
男の子は汗だくだ。
広い道に出た。
男の子は、念入りに周りを見渡す。
やがて、走り出した。
大きな端が見える。
そこを渡る。
取っ手に手をかけた。
自分の体がまわっているのが見える。
そうやって、何度も何度も走り回った。
結局、同じ結果になるばかり。
だけど、前の記憶はなくて、今見えている、現実しか覚えていない。
男の子は、指を指して喜んだ。
子猫を捕まえようと、道路へでる。
トラックが横に見えた。
と、同時に、腕が引きちぎれそうなくらい、引っ張られて、
男の子が空中で口を動かした。
『ま・た・ね』
そのとたん、男の子はどこか遠くに飛んでいった。
何が起こってどうなったのか、わけがわからない。
自分、自分、自分。
この存在は・・・。
頬をつねる。
目を開けると、木の木目が見える。
起き上がると、自分は、布団に入っていた。
これは、夢。
家を出て、公園が見える。
砂場で遊ぶ、女の子と男の子。
通りすがろうと、すると、子猫がいる。
子猫が私を見て、笑った。
そして鳴く。
『時間は変わらない。』
私は、その場に立ったまま。
女の子が目の前を過ぎてゆく。
笑顔のままで、過ぎていく。
ドンッ
今度は、男の子が目の前に来る。
悲しい顔で、女の子を見つめる。
夢の続きを見たようだ。
頬をつねる。
普通に痛い。
男の子を再び見ると、
こちらを見て、笑っている。
何か言いたげだ。
「嬉しい?」
体が痛い。
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