start chance
「この手でチャンスを掴もうぜ!」
「はぁ……?」
僕の目の前にいる友人がそんなことを言い出したので僕は間抜けな声を出してしまった。
「だからぁ……、チャ・ン・スを掴もうぜ!?お前なんか運何か無さそうなナリだからなぁ……」
僕の横に来て肩を組むように身を寄せながら友人は言ってきた。
「ほ……ほっとけヤイ!!お前も運なんかないだろぅ!?」
うんうんと頷く友人に僕は頭に来て、一言言ってやった。
「なはは……。そうだな、無いよなww」
「そんな、即答しなくても……。しかも、笑い事じゃないし……」
「そーか」
「そうだよ!!」
* * *
僕は友達が居なかった、だけど今の彼が僕に話しかけてくれたおかげで唯一友達ができた。
これが僕にとっての友達ができたチャンスであり、これからの生活が一変すると、心を踊らせていた、が。
――まさか、友人の口から出てきたチャンスが、今まで生活した中で一番のラッキーなチャンスだったのかもしれなかった――
始めての連載なので、字ベタなストーリーになってしまいますが、これからよろしくお願い致します!
P.S.
この少年たちは名前はありませんが是非、名前を決めてやろうという方がいらっしゃいましたら、この子達に名前を付けてください!
次に書くまでには一様、私のほうでも考えますが・・・。