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ペペロミア  作者: 桜桃
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ちょっとした side櫻





お風呂から上がってさっぱりとする。



大学入学と同時に親に買ってもらったマンションは

セキュリティがしっかりとしている。



大きな窓から見える夜景は、


悲しいほどに明るい。






最近、径くんとまともに話すことができてない。




理由はわかってる。



私が悪いってことも。


























*********





「径くん、コンクールにエントリーしてきた!」


「お、ありがと。櫻。」


「うん。」




径くんが、のびのびと自分の作品をつくることができる。

そのサポートをする。




そう決めたのは、高校生の時。



中学のときから絵がうまくて憧れだった。


プロになると聞いて、

自分の道が開けた。



私も一緒に同じ風景をみたい。




そう思えたから。







それが今、実現しようとしている。








「なぁ、櫻。」


「なに?」


「俺、頑張って作るね。」


「…ふふっ。

径くんらしくでいいんだよ。

思った通りに作って。

絶対にいいものができるから。」


「ははっ。なんか櫻に言われると心強いなぁ。」


「径くんの作品は、わかってるつもりですから。」


「ん。信用してんよ。」




径くんがいつまでも好きなことができるように。


サポートをする。





私はそれを1番に考えて動いてた。






それが1番いいことだと思ってたから。









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