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ペペロミア  作者: 桜桃
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「それでは、後期の委員会を決めたいと思います。」



委員長が前に出て黒板に各委員会の名前を書いていく。



「和はなににする?」



隣の席の溜くんがキラキラした目で話しかけてきた。




「うーん、楽なのがいいな…溜くんは?」


「俺?俺はね〜給食!余ったの食べられるから!」




じつに溜くんらしい。




「迷ってるならさ、一緒にやろうよ!給食委員!」


「え〜」


「同じ当番にしてもらったらいいじゃんか!」


「いや、園芸委員のほうが楽そうだからそれやる。」





そう言うと、溜くんはシュンとしてしまった。





「じゃあ、俺も園芸委員やる。」


「は?」


「だって、和と一緒がいいもん。」


「一緒がいいって…」





給食委員、やりたいくせに。


…仕方ないなぁ。







「私も給食やるから。」


「え!?」


「その代わり、一緒の当番で溜くんが仕事してよ?」


「うんうん!俺が和の分まで余った給食食べてあげる!」


「いや、給食委員のしごとそれだけじゃないから。」





…ま、いっか。




ヤッターヤッターって喜んでる溜くん。





それだけで、給食委員にしてよかったかな。

















「溜!静かにしろ!」


「はぁい。」






ったく、先生に怒られてやんの。









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