◆ 登場人物 紹介
【登場人物】
霧生晃平
本作の主人公。一人称は僕。
初対面の人間の顔と名前を覚えるのが苦手な、ごく普通の男子高生。そんな彼の日常は、周りの人間に振り回されていくうち、少しずつ変化し始めていく。ゲーム研究部に所属している。
白瀬浩太
主人公の幼馴染み。一人称は俺。
何事に対しても楽観的な男子高生。そんな彼の行動は適当にも見えるが、根はしっかりしていて晃平の良い相談相手となっている。ゲーム研究部に所属している。
浅井夏菜
主人公の幼馴染み。一人称は私。
元気いっぱい溌溂とした性格と、悪くない成績が持ち味の女子高生。容姿は比較的良いが、恋愛に疎く天然な一面も持っている。ゲーム研究部に所属しており、後に部長を務める。
霧生華音
主人公の妹。一人称は私。
いたずら好きで明るい性格の女子中学生。友達想いな一面もあり、クラスの人気者といった立場。
神木美保
霧生華音の友人。一人称は私。
温厚な性格の女子中学生。白瀬浩太のいとこであり、学校が長期休みに入るとしばしば白瀬の家に遊びに来る。極度の暑がりで冬でも露出の多い服を着ることが多い。
鮎川みなみ
主人公と同じクラスの女子生徒。一人称は私。
大人しく内気な性格で、争い事を好まない。登場人物の中でも特に性格の裏表が無く、考えていることは眩しいほど真っ直ぐ。
青野優
主人公と同じクラスの女子生徒。一人称はあたし。
明るく優しい性格の女子高生。成績があまり良くないため、クラスではおバカキャラで通している。浅井夏菜や鮎川みなみとは仲が良く、三人で一緒にいることが多い。後にゲーム研究部に入部する。
渦木俊介
主人公と同じクラスの男子生徒。一人称は俺。
これといった取柄がない、良くも悪くも普通の青少年である。浅井夏菜に好意を寄せており、何とか仲を深めようと努めているが空振りに終わることが多い。
竹内耕也
主人公と同じクラスの男子生徒。一人称は俺。
冬休み後に転校してきた、困っている人は放っておけない性格の男子高生。好奇心旺盛で、気になることがあるとそれについて考えることをやめない。後にゲーム研究部に入部する。
雅野佐助
主人公と同じクラスの男子生徒。一人称は僕。
クラスの学級委員を務める、超が付くほど真面目な男子高生。生徒会における学級委員長も務めている。たびたび生徒に注意をしており、頭が堅いとしばしば言われる。しかし、その真面目さゆえに彼を慕う人間も多い。
市橋まり
主人公と同じクラスの女子生徒。一人称は私。
クラスの学級委員を務めている。突っ走る雅野佐助を補佐することが多いが、考え方がかなり楽観的で『何事もとりあえず終わらせるのが大事』をモットーに仕事をこなしている。
篠原美砂
戸文高校の生徒会長。一人称は私。
どんな人に対しても明るく接する、男女問わず人気の高い女子高生。
三ノ宮結
戸文高校の生徒会副会長。
生徒会の副会長で清楚なイメージだったが、冬休み中のできごとによって晃平たちのイメージが崩れてしまう。
椋本枝折 :女
生徒会書記。一人称は私。
篠原の親友でもあり、生徒会書記という職務でありながら篠原を補佐することが多い。夏菜からは「むっくん」と呼ばれている。
大平智紀 :男
生徒会書記。一人称は俺。
アニメが大好きなオタクで、しかもそのことは学年中に知れ渡っている。しかし特に偏見を持たれることは無く、その人柄からいろんな人間から信頼されている。
神谷康介 :男
生徒会書記。一人称は僕。
生徒会の仕事に熱心に取り組み、雅野も一目置いている。篠原のことが気になっている様子を見せる。
相田正志 :男
晃平のクラスの担任。一人称は俺。
何にしてもあまりやる気を表に出さない先生。困った時は学級委員にお任せといった考えを持っている。しかし生徒の不祥事にはしっかり責任を取ったりするよく分からない人。
狩村孝弘 :男
ゲーム研究部部長。一人称は俺。
面倒見がよい先輩で、晃平たちからとても慕われている。物語中盤で引退する。
桐原 :女
バスケ部マネージャー。同じクラスだが現時点で登場は無し。
藤原 :男
白瀬の友達。一人称は僕。
山野瀬紫 :女
優の友達。
植山加奈里 :女
優の友達。
幡山美菜 :女
優の友達。
暮沢 :女
優の友達。最近引っ越してきたばかりで優も名前をよく覚えていない。
山野瀬千夏 :女
夏菜の幼馴染み。修学旅行中に夏菜と再会する。夏菜と同じ高校に行く予定だったのではないかと耕也は考察している。
島 :男
白瀬の友達。クラスでもちょくちょくつるんでいるらしい。
千葉寺 :男
晃平と同じクラス。
國枝 :男
晃平と同じクラス。
頼田英 :男
國枝の友達。
柴木口 :男
二年二組の生徒。
【各章のあらすじ】
第一章
時期 … 二年生 一学期 ~ 二年生 二学期
登場人物たちの関係性に少しずつ訪れる変化、そしてそれに伴って変化していく日常生活を描きました。
第二章
時期 … 二年生 三学期
主人公たちの日常生活の中で巻き起こる、ちょっとした謎をとりあげつつ、新たな登場人物たちとの関係を描きました。
第三章
時期 … 三年生 春休み
主人公の妹や友人たちに起こった事件を主軸にしつつ、その他の登場人物たちの人間性や価値観などを掘り下げていきました。