表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/62

第29話 暴れ◯坊将軍のジレンマ



 想像して欲しい。


『暴れ◯坊将軍』という時代劇

 クライマックスは毎度のお約束、見せ場のチャンバラシーンである。


 悪代官のお屋敷に主人公の上様がさっそうと現れ、言い逃れが出来なくなった代官が


「であえ、であえーーーーーー!」

「曲者じゃ、斬ってしまえ~~~~!!」となるアレ。


 代官に呼ばれて、斬られ役となる家来がババババーッと現れて刀を抜いて

『はい、チャンバラ準備OK!』


 となるアレ。


 おかしいよね?

 アレおかしいよね?


 何がおかしいって、あんなすばやい対応を実現しようと思ったら

 普段から、かなり上様っぽい感じの敵の襲来を予測してないと無理だよね?


 しかも玄関や裏口ではなく

「ぜったい中庭のこの辺に現れるぞ!」と想定して練習してないとダメだよね?


 なんなら、今日の夜何時に上様が来るぞ、準備しとけ。ぐらいの情報も無いと

 あんなキレイに短時間で正しく目標の場所を取り囲んで

『はい、チャンバラ準備OK!』って出来ないよね。


 でも、結構出来そうに思われちゃってるってところが問題で。

 フィクションの中だけならまだしも現実でも出来るとアテにされちゃってることがあって。


 こないだも一発30億円とかする高性能対空ミサイルが、トロくっさい無人機を撃墜しようと発射したのに『2発も連続で外した』という大事件があってな。

 どうすんの? と。

 もうすでに各国がそのミサイルを大量購入して配備してるのに、どうすんの? と。


 阪神淡路大震災のときも電話線が切れることを想定してなかった消防署が

 救援要請の連絡が来ないので出動できない。というシステムエラー状態となり

 じわじわメラメラ街が燃えて人が燃えているのに、来るはずもない連絡を

 延々と指をくわえて待ってるしか無い、そういう地獄が発生した。


 スポーツイベント会場で、アーノルド・シュ◯ルツェネッガーが

 変質者に飛び蹴りされたときも、シュ◯ちゃんよりも屈強なボディーガードが2人もいるのに。

 おそらくとんでもなく高額で雇われているボディーガードなのにも関わらず、まるでうしろを警戒せず、シュ◯ちゃんと同じ方向を見ていて。

 後ろから助走を付けて走り寄ってきた不審者の男に思いっきりのドロップキックをかまされるという、まったく言い訳できないザル警備を披露した。


 あのな

 ガード対象だって目が付いてる、前から来たら本人も対応できる。


 ガード対象と一緒に前を見ていてどうする。

 うしろを見とけよと、な?

 お前は後ろを警戒しておけと。


 これも見かけとブランドばかりで

 まったく使い物にならないものを信用していた結果。


 もっとも上様チャンバラと現実のギャップがすごいのが


『桜田門外の変』


 あれがわかりやすい。

 今で言う『内閣総理大臣』的なポジションの殿様が登城途中で武装集団に襲われ暗殺されるという事件なんだが。


 これには家柄バッチリな先祖代々お殿様にお使えする申し分なき身分

 立派なおサムライさんらが沢山護衛に付いていたんだなこれが。


 その数、実に26名!

 襲撃犯18名に対し、26名のサムライが護衛!(数字は諸説あり)


 まぁ、何があろうとそう安々とやられはすまい! 

 すこし時間を稼げば、どんどん加勢も来るだろう、なんといっても

 本拠地の彦根藩邸が目と鼻の先、まっすぐおよそ400メートル無いくらい。

 見えるところに建っている。



 ところがあっさり お殿様を殺られちゃったと。


 え!?!?!?


 なにしてたの? ──── と。


 護衛は何してたの? ──── と。



 後半へ続く!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ