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夏休み2~肝試し~(大地と真衣ペアーと海と花純ペアーの場合)

お待たせしました。

感想などをお待ちしています。

 大地と真衣の場合

「大地君。なんだか出そうだね」

「そうだね。真衣さん」

 2人は夜の森の中を歩いている。

「しかし、アッちゃん達の話を聞く限りはでは何も出てこなかったって言うけど本当なのかな?」

「たぶん、違うと思うよ」

「どういうことなの?」

「暗い森の中で2人っきり、こことぞばかりにレン君に甘えられるチャンス。そんでもって、乃亜さんの性格から考えると」

「周りに邪魔をするなとオーラを放っていたわけね」

「その通り」

「あはは、アッちゃんならやりそうだね」

「でしょ。だから、僕達の場合は普通に出てくると思うよ」

 大地と真衣はのんびりとした口調で話ながら、森の中へと進んでいく。

「それはどうかな?」

 そしたら、意味深なことを言いながら真衣は呟いた。

「おおお~!」

 そしたら突然、大地の横にある草むらからゾンビが出てきた。

「うわっ、びっくりした」

 大地は驚き思わず、真衣に抱きついた。

 ぷつん。

 その時、何かが切れる音がした。でも、それに大地は気が付いていない。

「あ、いきなり抱きついてごめんね。すぐ離れるね」

 大地は真衣を見上げながら言った。

「・・・・・駄目だ。もう、我慢できない」

「え、真衣さん?」

 大地が真衣から離れようとしたら、真衣が大地を抱きしめて大地を離さないようにした。

「だ、大地君。ちょっと、疲れたから。あの茂みに行こう」

 真衣はそう言って大地を引きずりながら茂みに向かう。

「ちょっ、ま、真衣さん?」

 大地はいきなりの真衣の行動に驚いている。

「大丈夫。悪いようにはしないから」

「なんの大丈夫?」

 大地はだんだんと自分の身に危険が迫っているのがわかった。

「大地君。一杯気持ちいいことしようね」

「嫌だああああああ」

 真衣にある意味、死の宣告をされた瞬間、大地の絶叫が山の中に響いた。



 海と花純の場合

「うおおおお」

 ゾンビが海たちの前に現れた。

「にゃあ」

「ぎゃああああ」

 しかし、ゾンビは半獣人化した花純を見た瞬間、逆に驚き腰を抜かしながら逃げて言った。

「・・・・・なんか傷つく」

 花純は少々精神的に傷ついた。

「嘘付け。めっちゃ楽しんでいるだろ」

 海は楽しそうに微笑んでいる花純を見ながら呆れていた。

「・・・・・うん」

「はー、驚かされる側が逆に驚かせてどうするんだよ」

 花純が逆にお化けを驚かせるせいで、海はあまり楽しんでいなかった。

「・・・・・だって、驚かされるなんてなんか癪」

「いや、癪って言われてもね。肝試しなんだから仕方がないだろ」

「・・・・・でも、いや」

「どんな、我が儘だよ」

 海はどうやってこいつを説得させようか考えた。

「・・・・・海、つまんない?」

 そしたら、突然花純が聞いてきた。

「ん、なんでそう思う?」

「・・・・・だって、海、笑ってない」

「まあ、そりゃあ、驚かされていないからな。つまんないっちゃつまんないな」

「・・・・・わかった。じゃあ、そろそろ、お化け達を驚かせるのを止めるよ」

「ああ、そうしてくれ」

 そう言って、花純は人獣化を解いた。

「さて、それじゃあ、楽しもうか」

「ああ、そうだな」

 そう言って、2人は歩きだした。

「ワンッ。ワッワン」

 そしたら、木陰から人面犬が飛びだしてきた。

「にゃあああああああっ!」

 そしたら、いつの間にか花純はさっき解いた人獣化になっており。その人面犬を驚かせた。

「きゃうん」

 そしたら、人面犬は驚き逃げていた。

「・・・・・勝った」

「だから驚かすなって」

 海はもう花純の頭を軽くたたいた。


後は、スバルと楓太の話を書いたら肝試しは終わりです。

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