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憤怒、傲慢、暴食

憤怒の部屋

 龍次はエレベーターが止まると、さっさと中に進んでいった。そしたら、部屋全体を覆う水槽がいくつも置かれていた。そして、その中心に立つ人物が一人いた。

「ちっ、俺の所には紅沙花蓮斗が来なかったか」

 その人物は龍次を見るなり悪態をついた。

「残念だったな。あいつなら怠惰のエレベーターに乗って行ったよ」

 龍次は刀を出し、構えた。

「怠惰は鉄さんか。まあ、あの人なら大丈夫だな」

「その鉄さんは強いのかい?」

「ああ、強いよ。まあ、めんどくさがり屋だからやる気を出せばの話だけどな。まあ、今回は相手が相手だから大丈夫だろう」

「つか、相手の心配より自分の心配をしなくてもいいのか?」

「それはどういう意味だ?」

 相手が不思議そうに聞いてきた。

「こうゆう事だよ!」

 龍次は一気に距離を詰め、相手に向けて刀を振った。

「はあ、マナーも知らない奴だな」

「なっ!」

 龍次は驚いた。なんせ、相手に振った刀が突如、現れた水の壁によってガードされていたから。

「くっ」

 龍次は一旦距離をとって相手の様子をうかがった。

「言っとくけど、俺は礼儀を知らない奴は嫌いなんだ。今のは見逃してやるけど今度からは気をつけろよ。それでは、自己紹介をさせてもらおう。俺は煉獄館所属、憤怒の水地みずちだ。貴殿の名は?」

「俺は五十嵐龍次」

 俺は再び刀を構えた。

「五十嵐龍次。貴殿の名しっかりと記憶したぞ。さて、それでは時間も惜しい。早速、俺たちの戦いを始めようか」

 そう言った瞬間、水地の手に水が集まり大きい斧が出来た。

「先に一言言っておくが、簡単に壊れるなよ?」

 そう言って水地が襲ってきた。


 憤怒の部屋

 龍次VS水地 戦闘開始

 

 

 傲慢の部屋

「さて、俺の相手はお前か」

 海は目の前にいるサングラスをしている青年を見た。

「なんだか、俺より弱そうだな」

「そんなのやってみないとわからないぞ」

 海は少々ムカついたので、反論した。

「いや、わかるさ。俺とお前じゃ経験差がありすぎる」

「何の経験の差だ?」

「そりゃあ、もちろん戦いのだよ!」

 そう言った瞬間、青年は海に向かって、銃を撃ってきた。

「おっと!」

 海は横に飛び弾を避けた。

「おいおい、いきなりかよ」

 海は態勢を整えて、鋼糸を撃った。

「よっと」

 青年もそれをジャンプして避けた。

「なかなかやりますね。今のを避けらなければ楽に死んだのにな」

「残念だか。俺もそう簡単には負けられないんだよ」

「そうか、なら。今度こそ殺してやるよ。俺は煉獄館所属 傲慢の木種きだね

「俺は清江海」

「それじゃあ、木の成分になって貰いますよ」

 木種は銃を構え撃ってきた。


 傲慢の部屋

 海VS木種 戦闘開始


 

 暴食の部屋

「いきなり卑怯じゃない」

 スバルはムカついていた。なんせ、エレベーターが開き部屋に入った瞬間、スバルの相手が襲ってきたのである。スバルはそれを持ち前の運動能力で避け、すぐに自分の武器を構えた。

「卑怯もない。おで腹減った」

「意味わかんないし」

 スバルの目の前には小太りの男がいた。しかし、その男は口からよだれを垂れ流していて、スバルにしては気味が悪かった。

「お前、おいしそう。だから喰う」

 そう言って、男はまた大きく口を開けてスバルに襲いかかった。

「こっちに来るなっ!」

 スバルは電撃を相手に向かって放つ。

「ぎゃああああ」

 相手は避けるそぶりもしないで、モロに当たり感電してしまった。

「どうよ」

 すばるは得意げに胸を張った。相手は真っ黒下になり、そのまま倒れる。

「いい」

 筈だったのだが、相手は真っ黒のまま、さっきよりも涎を垂れ流しスバルを見た。

「ひい」

 スバルは気味悪がって後ずさるしかない。

「お前、気に入った。絶対喰う」

 そう言って、相手の雰囲気が変わった。その事にスバルも気が付き構えた。

「煉獄館所属 暴食の喰屋くうや。おいしくいただきます」

「あたしは一ノ瀬昴。頂かれる前に絶対倒してやる」

 こうして、スバルの戦いが始まった。


 暴食の部屋

 スバルVS喰屋 戦闘開始


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