七つの大罪と反則勝ち
こんにちわ、専学です。
今までずっと僕の傍にいてを読んでくれてありがとうございます。
今回は注意事項です。
今回からバトルが入ってきますが、実際に他人に試さないでください。
下手したら大怪我じゃ済まなくなりますのでよろしくお願いします。
また、感想などお待ちしておりますのでどしどしください。お待ちしております。
では、続きをどうぞ。
「おい、蓮斗。エレベーターまでまだなのか?」
海が走りながら聞いてきた。
「もう少しの筈だけどな」
俺達はホテルに侵入した後、ザコ共を倒しつつエレベーターに向かって走っていた。
「もう少しってさっきから言っているけどなかなか着かないね?」
俺がそういうとスバルが嫌味を言ってくる。
「それにしても、今の所。煉獄館の兵隊しか出て来てないけど幹部たちはどうした?」
龍次は周囲に気を配っていた。
「いいじゃないですか。強い奴らが出てくるまで行ける所まで行きましょう」
「楓太さんに賛成です」
楓太が言った意見に夢が賛同した。
「・・・・・あれじゃない?」
花純が指さした方向にエレベーターホールが見えた。
「よし」
そして、俺達はとうとうエレベーターの扉が並ぶ、エレベーターホールに到着した。
エレベーターは七つあり、それぞれに傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲と書かれていた。
「なんだこの文字は?」
「それは、七つの大罪ですよ」
「誰だ!」
俺らは声をした方を見るとそこには浴衣を着た小さい女の子が立っていた。
「そんな怖い目で睨まないでくださいよ。うちはあなた達と戦う気なんてないんですから。むしろ、仕事を終えて帰る所です」
少女はそう言って微笑んだ。
「お前も煉獄館の者か?」
龍次が話を進めていく。
「ええ、そうです。紹介が遅れましたね。うちは煉獄館所属、雪崩と申します。以後、お見知り置きを」
「それで、お前は俺達に何のようだ?」
「ええ、せっかくあなた達に会ったことですしルール変更をしたいと思います」
「ルール変更だと」
「ええ、そうです。旦那は各階に一人ずつ刺客を待機させ倒しながら来いと言っていましたが、せっかくお仲間も連れてきたことですし、このエレベータが止まる階に一人ずつ刺客を置くことにします。そっちは七人、こっちも七人なので丁度いいでしょう。さらに、こっちの刺客を全員倒さないと、エレベーターはスイートルームには行かないことにしましょうか」
「つまり、こっちの誰かが負けたらスイートルームに行けないということだな」
「まあ、簡単に言えばそうですね。それか、また誰かがその倒された人の変わりにその刺客を倒せばよしとしましょう」
「わかった。他にあるか?」
「そうですね。ついでですし時間制限も止めましょう。こっちが負けるなんてそうそうありませんし、時間なんて意味がありません」
「それは俺達が負けるということか?」
「ええ、そうです。なんせ、こちらははっきり言えば、殺人集団ですから」
雪崩は微笑んだ。しかし目が笑っておらず、少し恐怖を感じる。
「つまり、あなた達の負けは死と一緒なんですよ」
「言ったな。じゃあ、俺達の実力を見せてやるよ」
「楽しみにしていますよ。それではうちはこれで失礼させてもらいます」
そう言って、雪崩がこの場から一瞬でいなくなった。
「さてというわけだな。おまえら怖気ついたか?」
龍次が茶化すよう俺たちをみながら言ってくる。
「「「「「「全然!」」」」」」
でも、逆に俺達はやる気が出てきた。
「ならいい。それで、誰がどのエレベーターに乗る?早い者勝ちで選んでみろ。ちなみに俺は憤怒だな。」
龍次は自分の意見を言ってきた。
「じゃあ、俺は怠惰」
俺は自分の意見を言った。
「蓮斗が怠惰ならあたしは暴食で」
「じゃあ、スーちゃんが暴食なオレは強欲で」
と、スバルと楓太が言ってくる。
「じゃあ、俺は傲慢でも行くかな?面白そうだし」
「嫉妬で」
「それだと、私は残りの色欲になりますね」
残った扉を、海、花純、夢がそれぞれ選んだ。
「それじゃあ、最後に俺から一言」
みんなして俺に注目する。
「死ぬなとは言わない。ただ、勝てよ」
俺は拳を突き出す。
「あほ。当たり前だ」
龍次は自分の拳を俺の拳に合わせる。
「そうそう、あたし達は勝つ為だけにきたんだから」
「それに負けたら透咲を取り換すことができないしな」
「つか、普通そこは、『勝てとは言わないが、何としても生き残れ』じゃない?」
「蓮斗らしい」
「みなさん、ご武運をお祈りいたします」
そして、スバル、楓太、海、花純、夢も俺の拳に自分の拳を合わせてきた。
「そんっじゃあ、みんな、行くぞっ!!!」
「「「「「「おおっ!!」」」」」」
そして、俺達はそれぞれのエレベーターに乗り、自分たちの戦いに向かった。
怠惰の部屋
俺はエレベーターが止まるり、扉が開くと俺は前に進んだ。そして、広い空間に出るとそこには大男が一人いた。
「お前が俺の相手か?」
大男は俺を見ると嬉しそうに微笑んだ。
「ははは、俺はついているぞ。お前の事だから、憤怒か傲慢に行くと思っていたからな。これで、俺がお前を殺せばボーナスがはいる。実に愉快だ」
そして、大男は構えた。
「さてやるか。俺は煉獄館所属、怠惰の鉄ぐおっ!」
「ぺらぺら、五月蠅いんだよ」
「ぎゃあ」
俺は相手がまだ名乗りを上げているのにも関わらず、すぐに距離を詰め、喉を殴り。相手が後ろにバランスを崩した瞬間、そのまま顔面を掴み、一気に後頭部から床に叩きつけた。その叩きつけた所を中心にヒビが入り、相手の顔はほとんど床に埋もれてしまった。
「ふう、あっけなかったな」
俺は手を離し立ち上がった。大男は起き上がる気配は無く、体全体を痙攣していた。
「さて、俺は終わったから、後はみんなが終わるのを待つだけだな」
そして、俺はエレベーターに戻り、床に座って休むことにした。
怠惰の部屋
紅沙花蓮斗対大男 時間 10秒未満?
勝者 紅沙花蓮斗(反則勝ち)